出来事の日付:2026年5月12日。 英国のキア・スターマー首相は、地方選での大敗を受けて労働党内からの圧力が強まる中、辞任する考えはないと述べた。政府の政務次官級数人が辞任し、多数の労働党議員がスターマー氏に対し、辞任するか、党首退任までの日程を示すよう求めた。

ダウニング街での閣議冒頭、スターマー氏は選挙結果の責任を認めたが、政府は仕事を続けるべきだと主張した。労働党の党首解任に関する正式な手続きは発動されていないと述べ、政治的混乱は家庭と国に経済的な負担をもたらすと警告した。

地方選の結果を受け、遅くとも2029年までに実施される次回総選挙で、スターマー氏が労働党を率いることができるのかを巡る疑問が急速に強まった。労働党はリフォームUKと緑の党に加え、スコットランドとウェールズの民族主義政党にも支持を奪われ、政治体制が一段と細分化する中で複数の方向から圧力を受けていることが浮き彫りになった。

約90人の労働党下院議員が、スターマー氏に辞任または退任日程の提示を求める一方、100人を超える議員が直ちに党首選を行うことに反対する声明に署名した。提供された報道が引用した労働党の規則によると、党首選を実施するには、挑戦者が議会労働党の5分の1に当たる81人の労働党議員から公然の支持を得る必要がある。正式に出馬を表明した候補者はまだいなかった。

相次ぐ辞任が不安定さを増した。住宅・地域社会・地方自治を担当する政務次官級のミアッタ・ファンブレ氏は辞任し、国の利益のために行動するようスターマー氏に求めた。保護担当閣外相のジェス・フィリップス氏も辞任し、スターマー氏は根本的には善良な人物だとしながらも、政府が十分に大胆かつ迅速に行動しているのか疑問を呈した。

その時点で、閣僚の中に辞任した者や、スターマー氏の退陣を公然と要求した者はいなかった。パット・マクファデン労働・年金相は、閣議で首相に異議を唱えた者はいなかったと述べ、ピーター・カイル・ビジネス相はスターマー氏の揺るぎない姿勢を称賛した。デービッド・ラミー副首相は、党内対立はナイジェル・ファラージ氏とポピュリスト右派を利することになると同僚らに警告した。

特に注目が集まったのはウェス・ストリーティング保健相で、側近らが党首選への挑戦を検討していると報じられた。ストリーティング氏は、チャールズ国王が政府の立法方針を示す国会開会式の前にスターマー氏と会談する予定だった。この施政方針は選挙敗北後の仕切り直しを意図していたが、党首を巡る争いによって影が薄くなった。

政治的不透明感は金融市場にも表れ、英国債の借入コストは同等の国々を上回る幅で上昇した。したがってスターマー氏の自己弁護は、手続き面と政治面の双方に及んだ。党首選実施に必要な基準は満たされていないと主張し、不安定化を招く党内選挙よりも政権運営を続ける方が望ましいと訴えた。こうした主張によって権威を取り戻せるかどうかは、その後数日間の労働党議員の反応にかかっていた。