出来事の日付:2026年5月14日

国際刑事裁判所(ICC)が逮捕を求める中、フィリピンのロナルド・「バト」・デラロサ上院議員は木曜早朝に上院敷地を離れ、当局者らは同日午前、その所在は不明だと述べた。フィリピン・スターは同氏が敷地を出たと報じた一方、UPIは、退去したもようだとし、当局者らがなお正式な確認を進めていると伝えた。

午前11時9分の記者会見で、大統領広報室のクレア・カストロ次官は、複数の情報筋から、デラロサ氏はもはや上院敷地内にいないと政府に連絡があったと述べた。さらに、当局者らは報告を正式に確認する作業を続けていると付け加えた。提供された証拠では、同氏がどこへ行ったのか、誰が同行したのかは確認されていない。

ICCは月曜日、数カ月前に発付された逮捕状を公開していた。UPIによると、裁判所は、元国家警察長官で64歳のデラロサ氏について、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領による違法薬物撲滅作戦中に少なくとも32人が殺害された疑いに関連し、殺人という人道に対する罪に問われるとした。この告発と逮捕状は有罪判決を意味するものではなかった。

デラロサ氏は数カ月間欠席した後、月曜日に上院本会議へ復帰していた。同氏の出席は逮捕状の公表前だったが、報道では公表が間近だとされていた。同氏はその後、国家捜査局の捜査官が本会議場への入場を阻止しようとしたと主張した。

UPIが引用した裁判所の報道発表によると、同上院議員はまた、事前の司法上の許可を伴わない逮捕、拘禁、移送を差し止めるよう最高裁判所に申し立てた。提供された抜粋には、その申し立てに対する判断は含まれていなかった。

フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領の政権は火曜日、現職上院議員には、議会の会期中かつ立法府の敷地内にいる間、逮捕を免れる特権があると述べた。当局者らはまた、この特権は刑期が6年を超える犯罪の容疑には適用されないとした。提供された証拠では、デラロサ氏の事案におけるICCの逮捕状に、この見解がどのように適用されるのかは明らかになっていない。

同氏の退去に先立ち、水曜夜に上院で銃声がしたとの報告があった。当局者らは木曜日、誰が発砲したのかは依然として不明で、捜査が続いていると述べた。証拠は銃撃をデラロサ氏や同氏の退去、ICCの逮捕状と結び付けておらず、そのような関連を推測すべきではない。

フィリピン国家警察のホセ・メレンシオ・ナルタテス・ジュニア長官は、各機関が何が起きたのかを確認するため連携しており、関係者全員を特定して捜査すべきだと述べた。UPIによると、これとは別にデラロサ氏はソーシャルメディアを使い、支持者らに抗議と結集を呼びかけていた。

フィリピン・スターは見出しで、退去を逮捕逃れの試みと位置付けたが、提供された同紙の抜粋から確認できるのは、デラロサ氏が5月14日早朝に敷地を離れたことだけだった。UPIはより慎重な表現を使い、同氏が退去したもようで、所在を確認できないと報じた。このため本記事では、退去の目的を未確認として扱う。

この出来事により、現職上院議員、フィリピン政府、国際裁判所が関わる政治的・法的対立が深まった。5月14日について提供された報道の時点で、当局者らはデラロサ氏の所在を公に確認しておらず、上院での銃撃に関する調査は終わっておらず、最高裁判所への申し立ても未解決のままだった。