出来事の日付:2026年5月14日

ウクライナの緊急当局によると、ロシアによる大規模なミサイル・ドローン攻撃が夜間、キーウとウクライナ各地を襲い、首都の住宅建物の一部を破壊し、少なくとも16人が死亡した。死者には子ども2人が含まれていた。

キーウのダルニツキー地区で救助隊が終日活動する中、死傷者数は増加した。地元当局に基づくAP通信の初期報道では、死者は9人、負傷者は数十人で、約20人が行方不明とみられていた。ウクラインスカ・プラウダによると、夜遅くまでにウクライナ国家非常事態庁は、16人が死亡し、入院治療を受けている27人を含む57人が負傷したと発表した。数字の変化は、別々の攻撃についての報告が矛盾したのではなく、捜索活動が継続中だったことを反映している。

当局者らがAP通信に語ったところによると、攻撃で9階建ての集合住宅が損傷し、出入り口部分が崩壊して、被害区画にある全18戸が破壊された。救急隊員らは住民を担架で現場から運び出し、閉じ込められた恐れのある人々を各隊が捜索する中、コンクリート板を撤去した。イーホル・クリメンコ内相は、住民28人が救助されたと述べた。

キーウのビタリ・クリチコ市長は、近くの住宅の残骸から12歳の少女が収容されたと述べた。ウクライナの非常事態当局はその後、2人目の子どもも死亡したと報告した。BBCは、別のガソリンスタンドへの攻撃に巻き込まれた男性も病院で死亡したと報じた。首都では金曜日が服喪の日とされた。

攻撃は1棟の建物にとどまらなかった。ウクライナ当局者らは、住宅、学校、動物病院、その他のインフラを含め、キーウの6地区で被害が出たと報告した。AP通信がウクライナの送電網運営事業者の情報として伝えたところによると、市内の給水が中断され、エネルギー施設への攻撃でキーウと他の11地域が一時停電した。

ウクライナ全土で見ると、夜間作戦の規模は、この戦争の基準に照らしても異例の大きさだった。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが670機を超えるドローンと56発のミサイルを発射し、50棟を超える住宅を含む180カ所以上が被弾したと述べた。ウクライナ空軍は、飛来した目標693個、すなわちドローン652機とミサイル41発を撃墜または妨害したと発表した。24カ所でミサイル15発とドローン23機の直撃を記録し、さらに18カ所に迎撃されたドローンの破片が落下したとしている。

ゼレンスキー氏は、全体の迎撃率が93%、ミサイルの迎撃率が73%だったと述べた。ウクライナ当局が示したこれらの数字は、提供された資料から独立して検証できなかったが、同時に根強い脆弱性も浮き彫りにした。弾道ミサイルと巡航ミサイルは、多くのドローンよりも迎撃が難しい場合がある。ゼレンスキー氏は、追加の弾道ミサイル迎撃システムと迎撃ミサイルを改めて求めた。

他の都市や地域も影響を受けた。AP通信によると、当局者らはハルキウ、キーウ州、オデーサで負傷者が出たと報告し、クレメンチューク、ビーラ・ツェールクヴァ、スーミなども攻撃を受けた。ウクライナ外相によると、標章を掲げた国連の支援車両が、ヘルソン地域で援助物資を届けている際に2カ所でドローン攻撃を受けたが、乗員にけがはなかった。

ロシア国防省は、軍需産業施設、空軍基地、燃料貯蔵所、輸送インフラを標的とし、予定したすべての標的に命中したと主張した。これに対し、ウクライナ当局者らは住宅や民間施設への被害を強調した。提供された証拠だけでは、対立するこれらの主張を独立して決着させることはできないが、キーウの集合住宅における破壊と死傷者については、現場の記者と救助隊が記録している。

この大規模攻撃は、3日間の停戦が期限切れとなった後、ロシアによる大規模空襲が3日連続で行われたことを意味した。AP通信は、停戦中も戦闘は続いたものの、強度は低く、これに匹敵する大規模な航空作戦はなかったと報じた。ゼレンスキー氏によると、その前日に行われたキーウへの昼間の攻撃では少なくとも6人が死亡した。ロシアは約20地域におよそ800機のドローンを発射していた。

再開された攻撃は、紛争が終結に近づいている可能性を示す見方を弱めた。ウクライナ指導部は、この攻撃が防空力の強化とモスクワへの国際的圧力の拡大の双方が必要であることを示したと主張した。英国のジョン・ヒーリー国防相は、英国が防空装備の供与を加速していると述べ、欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は、欧州連合(EU)が60億ユーロのドローン支援策とロシアの戦争経済に対する追加制裁を準備していると述べた。

ダルニツキーの現場では、生存者の捜索と犠牲者の身元確認が引き続き最優先だった。ウクラインスカ・プラウダによると、活動の一段階では、救助隊員170人、救助犬チーム3隊、機材51点が投入されていた。BBCは、攻撃による広範な被害への対応に、キーウの約600人を含む1,500人以上の救助隊員と警察官が当たっていたと報じた。

出来事の日付が終わる時点でも、人的被害の全容はなお明らかになりつつある段階だった。初期の数字は最初の数時間に発見された人々だけを反映しており、その後、不安定ながれきの下で作業が続けられた結果、死者数は16人となった。この推移は、進行中の救助活動における死傷者数が暫定的なものであり、報告した時刻と当局を明示すべきであることを改めて示している。