マリは、組織的な攻撃が相次いだことを受け、複数の兵士と亡命中の政治家に対する捜査を開始した。当局によれば、この攻撃により、同国でここ数年でも特に深刻な安全保障危機の一つに内部の協力者が関与していた可能性が露呈した。
出来事が発生した2026-05-16、バマコの軍事検察は、一部の軍関係者が前週に全国で起きた攻撃の計画、調整、実行を支援したことを示す確かな証拠があると発表した。国営テレビで読み上げられた声明によると、現役将校、最近解任された将校、襲撃中に死亡した少なくとも1人の兵士が捜査対象になっている。
DWによると、攻撃は4月25日、アルカイダ系武装組織JNIMとして知られるジャマーアト・ヌスラト・アルイスラム・ワルムスリミンとトゥアレグ分離独立派が加わった反政府連合によって実行された。首都バマコ付近を含む7カ所以上がほぼ同時に攻撃され、サディオ・カマラ国防相とその家族を含む複数人が死亡した。
検察によると、最初の逮捕はすでに行われており、当局は他の実行犯、共同実行犯、共犯者を積極的に捜索している。声明は、亡命中の著名人ウマル・マリコ氏を含むマリの政治家も容疑対象として名指しした。マリコ氏は、ジハード主義組織に協力したことを長年にわたり否定している。
この捜査は、マリの治安環境が全般的に悪化するなかで始まった。DWは4月25日の攻勢を、パンデミック中に権力を掌握した軍事政権の不安定化を図る反政府連合の取り組みの一環であり、10年以上で最大規模の襲撃だと説明した。現在、同政権は反政府勢力の暴力だけでなく、治安組織内部の構成員が攻撃側を支援した可能性があるとの疑惑からも圧力を受けている。
最新の動きは、反政府活動の勢いが続いていることも示した。捜査発表と同じ日、トゥアレグ反乱勢力は、マリ軍とロシア人傭兵の同盟勢力が撤退した後、テッサリトの戦略的な軍事基地を制圧したと発表した。この基地は空港の近く、アルジェリア国境付近に位置しており、北部で戦略的価値を持つ。報道時点でマリ当局は撤退を確認していなかった。
マリの情勢は長年にわたり不安定だ。現在の紛争は2012年のトゥアレグ反乱に始まり、急速にジハード主義組織に主導権を奪われ、サヘル地域全体への暴力の拡大を助長した。それ以降、軍は2012年、2020年、2021年にクーデターを起こし、最終的にアシミ・ゴイタ大佐が同国の支配的人物となった。
今回の捜査は、戦場での敗北と首都に対する反政府勢力の圧力によってすでに特徴づけられている危機に、新たな政治的側面を加えるものだ。当局が現在、攻撃が軍の外部だけでなく内部からも手助けされたのかどうかを見極めようとしていることを示しており、この問題は今後数週間、軍の信頼性と政府の対応の双方を左右する可能性がある。



