# アンダルシア州議会選でPPが勝利するも過半数に届かず、Voxの影響力増す
出来事の日付:2026年5月17日。
『エル・ムンド』が開票率99.84%の時点でまとめた集計によると、国民党(PP)はアンダルシア州議会選挙で勝利したものの、絶対過半数に2議席届かなかった。同紙によれば、フアンマ・モレノ率いる同党は、定数109の州議会で前回の58議席から減らして53議席を獲得した。過半数に必要なのは55議席のため、単独では政権を運営できない。
この数字が重要なのは、スペイン最大の州における勢力均衡を塗り替えるからだ。PPは依然としてスペイン社会労働党(PSOE)を大きく上回ったが、過半数を失ったことで、今後は他勢力からの支持、または少なくとも実効性のある協力関係を必要とする。『エル・ムンド』によれば、Voxは州政府の今後を決める際に発言権を持つことになり、議席の増加が小幅だったにもかかわらず、極右に現実的な影響力を与える。
PSOEの結果は、PPの結果とほぼ同じくらい重要だった。社会党は28議席、得票率22.7%となり、報道がアンダルシア州議会選挙における史上最悪の結果と呼ぶ成績を記録した。30議席、得票率24.1%だった2022年からの大幅な後退である。この低下は、最大野党が依然として有力な勢力ではあるものの、州政権を奪還できる水準には遠いことを意味する。
VoxはPPより右側の勢力の中で最も明確な勝者となった。議席数は14から15に増え、得票率も13.8%へとわずかに上昇した。反対側では、アデランテ・アンダルシアがPSOE以外の左派で最大の勝者となり、議席数を4倍の8議席に増やした。統一左翼(IU)、スマール、ポデモスによる連合「ポル・アンダルシア」は5議席に後退した。
こうした変化が重要なのは、明確な二大政党間の争いではなく、分裂した議会の様相を物語っているからだ。モレノが55議席に届かなかったことで、PPは勝利を宣言できても、最も望んでいた単独過半数は確保できなかった。Voxにとっては、議席数だけから想定される以上の影響力をもたらす結果となった。
この結果は、マリア・ヘスス・モンテロ率いるPSOEアンダルシア州支部に政治的な試練も突き付ける。同党は第2党の座を維持したものの、この議席数では他の左派勢力と政権樹立への道筋を築くことができない。『エル・ムンド』の報道は、選挙によって政権運営の面では右派が強くなった一方、PPが望んでいたよりも安定性に欠ける結果になったことを明確にしている。
最大の要点は議会の議席計算である。モレノはなお勝利を主張できるが、55議席ではなく53議席で政権を運営することになれば、あらゆる交渉の重要性が増す。したがってVoxの影響力は得票率以上に及ぶ一方、PSOEは歴史的に低調な結果から立て直さなければならない。その結果、選挙の勝者として大きく報じられた政党が、必ずしも最も容易に統治できるわけではない議会となった。



