セネガルのバシル・ジョマイ・ファイ大統領は、出来事が発生した2026年5月22日、ウスマン・ソンコ首相を解任し、政府を解散させた。この措置により、重い債務と政治的緊張の圧力にすでにさらされている同国で、不確実性が一段と深まった。
この決定は、オマール・サンバ・バ大統領補佐官が大統領令を読み上げ、国営テレビで発表された。大統領令によると、ファイ氏はソンコ氏の職務と、政府に在職する全閣僚および閣外相の職務を終了させた。後任の首相は発表されなかった。
今回の解任は、2024年のセネガルの政治的転換を実現させた2人の関係における劇的な転機となる。ファイ氏とソンコ氏は変革を公約に共に政権へ上り、両氏のパステフ党は2024年の選挙の第1回投票で過半数を獲得した。ソンコ氏は同運動で最も目立つ人物であり、前回の大統領選を前に、名誉毀損の有罪判決によって立候補を阻まれていなければ、最有力候補になると広くみられていた。
両氏の公然たる決裂は数カ月かけて進んできた。フランス24が掲載したフランス語のAFP通信の報道によると、両首脳の緊張は高まり続けており、ファイ氏は5月初め、与党内で過度な個人中心化が進んでいるとしてソンコ氏を批判していた。ファイ氏はテレビインタビューで、ソンコ氏が首相にとどまるのは大統領の信任を維持している間だけだとも述べた。一方のソンコ氏は、ファイ氏には指導力が欠けていると非難し、自身を批判する人々に対抗する上で大統領から支援を受けていないと述べた。
この亀裂は、セネガルが厳しい経済環境に苦しむ中でも生じた。政府は前政権から巨額の債務負担を引き継いだ。AFPの報道は国際通貨基金(IMF)の数値として、債務が国内総生産(GDP)の132%に達し、セネガルがサハラ以南アフリカで2番目に債務比率の高い国になっていると伝えた。この経済的圧力により、政府首脳部の政治的不安定化がもたらす重大性はさらに増している。
ソンコ氏は解任を受け、ダカールのクール・ゴルギ地区でぐっすり眠るつもりだとフェイスブックに書き込んだ。その後、深夜0時を過ぎて帰宅すると、支持者らが出迎えのため集まったと、報道で引用されたAFP記者らが伝えた。
この対立は、セネガル指導部の異例な構造も映し出している。ファイ氏が大統領職に就いているが、ソンコ氏も非常に影響力のある政治家であり、両氏を政権に導いた運動の中心的な設計者であり続けている。この力学のため、両氏の決裂は、与党連合にとっても、従来の秩序に代わる改革路線として示されてきた体制にとっても、特に重大なものとなっている。
政府をどのように再編するかについて直ちに詳細は示されず、大統領令は次に誰が内閣を率いるのかという問題を未解決のまま残した。現時点で、この解任により、長くくすぶっていた権力闘争が公然たる統治危機へと発展した。



