発生日:2026年5月22日。 AFPが引用した検察当局筋によると、モロッコの都市フェズで起きた建物崩壊による死者数は15人に増えた。これに先立つ報道では、死者は9人とされていた。
崩壊は木曜日、5階建ての建物が崩れ落ちた際に起きた。5人が負傷し、死亡した人のうち2人は子どもだった。AFPの報道によると、崩壊時に建物内に何人いたのかは依然として不明で、死者数が増える中でも、人的被害の全容がまだ完全には把握されていない可能性が残っていた。
死者数が9人から15人に増えたことは、建物崩壊による死者が最初の緊急発表からかなり時間がたった後も数え続けられる場合があることを浮き彫りにしている。救助隊、医療チーム、検察当局が災害現場の状況をつなぎ合わせていく過程では、初期の数字は暫定的であることが多い。フェズでは、最初の一連の報道がすでに出た後になって初めて、事態の規模がより明確になったことを、検察当局筋の説明が示した。
同市では過去にも同様の惨事が起きている。AFPの報道は、昨年12月にフェズで別の2棟の建物が崩壊し、計22人が死亡したと指摘した。また、昨年5月には同じ市内で住宅用建物が倒壊し、9人が死亡したとしている。こうした過去の災害により、今回の崩壊は単独の構造上の欠陥としてではなく、一連の傾向の中に位置付けられ、より広い意味を持つ。
この傾向は住民にとって重要だ。崩壊が繰り返されれば、都市に対する見方や、当局にどれほど迅速な対応が求められるかが変わるからだ。一度の悲劇的な事故なら異例の出来事として受け止めることもできるが、事故が繰り返されれば、保守管理、検査、建設品質、古い建物が十分に注意深く監視されているかをめぐる疑問が避けられなくなる。AFPの記事はこうした疑問に直接答えてはいないが、直近の崩壊が起きる前から、フェズに憂慮すべき記録があったことを明確にしている。
報道には、なお不明な点も残されている。建物が崩壊した理由、影響を受けた世帯数、死者数が増加した時点でも捜索対象者が残っていたかどうかは記されていない。こうした限られた情報自体もニュースの一部だ。多数の死傷者を伴う構造物の崩壊では、完全な説明が明らかになる前に、最初の事実が伝えられることが多い。
現時点で確認されている状況は単純だが深刻だ。フェズで5階建ての建物が崩壊し、15人が死亡、5人が負傷した。同市は、過去の惨事を想起させる死者を伴う建物崩壊に、再び対処することになった。



