キーウ・インディペンデントによると、ウクライナ保安庁は、自国部隊がロシア・ウラジーミル州のヴトロヴォ石油送油・配送所に対して夜間の無人機攻撃を実施したと発表した。同施設は、モスクワ地域とその空港への供給を支える戦略拠点だ。
提供された報道では、この施設はロシア中部の製油所から輸出ターミナルや国内消費者へ原料を送る、トランスネフチの主要施設と説明されている。また、モスクワに乗り入れる主要空港であるシェレメチェボ、ドモジェドボ、ブヌコボにも燃料を供給しているとされる。確認されれば、同地での損害は物流面でも象徴面でも価値を持つことになる。
ウクライナ保安庁は、この攻撃により800平方メートルに及ぶ大規模な火災が発生したとしている。同庁はまた、攻撃はウォロディミル・ゼレンスキー大統領の命令を受け、精鋭部隊「アルファ」によって実行されたと述べた。これは作戦に関するウクライナ側の説明であり、提供された証拠にはロシア側による独立した被害評価は含まれていない。
攻撃が行われた夜、ロシアはキーウとその周辺地域に対し、無人機、ミサイル、そして報道が中距離弾道ミサイル「オレシュニク」と表現した兵器による大規模攻撃を実施した。キーウ・インディペンデントによると、この攻撃で住宅、政府庁舎、博物館、その他の民間インフラが損壊し、4人が死亡、100人近くが負傷した。双方の攻撃を合わせて見ると、戦争が長距離攻撃による圧力の新たな段階に入るなか、両陣営が引き続きインフラを標的にしていることが分かる。
ウクライナは、国産の長距離無人機を使ったロシアの石油・エネルギー施設への攻撃を増やしている。報道によると、ウクライナの無人機生産が成熟するにつれてこの傾向は拡大し、ロシア国内の燃料生産、航空運用、輸出を妨害するウクライナ政府の能力が高まった。ヴトロヴォ送油所は、軍事物流、民間供給、経済的圧力が交わる場所に位置するため、この戦略に合致する。
ウクライナ保安庁は、今回の攻撃をロシアによる民間人への攻撃に対する報復と位置付け、ウクライナはモスクワの戦争遂行に結び付く軍事・戦略施設だけを標的にしていると述べた。この主張は戦場での行動を中立的に説明したものではなく、意図の表明として読むべきだが、ウクライナ当局が石油インフラを正当な軍事目標として強調する理由を説明するものではある。
報道はまた、ウクライナ保安庁当局者の発言として、同庁がさらなる作戦を準備しており、ロシア領内への攻撃の強度は増すと伝えた。これは、ヴトロヴォへの攻撃が単発の出来事ではなく、ロシア後方地域のインフラに対する圧力を維持する、より広範な作戦の一環として示されていることを示唆する。
現時点で確認されている要点は限定的だが、重要だ。ウクライナは、モスクワ地域への燃料輸送を支える施設の一つを攻撃したと発表している。前線の動きと同じくらい物流が重要な戦争においては、直接的な物理的被害の記録が一部にとどまっていても、これは意味のある標的である。



