# ダン・グリーニー、勝算の薄い共和党大統領候補指名争いに出馬

ドナルド・トランプの台頭を予言したかのように見えた『ザ・シンプソンズ』のエピソードで最もよく知られる、エミー賞受賞脚本家のダン・グリーニーが、2028年米大統領選への出馬を表明した。インディペンデント紙によると、グリーニーは火曜日にインスタグラムの動画で発表し、まだ数年先の選挙戦に風変わりな候補がまた一人加わった。

この選挙運動の立ち上げは、現代政治の基準に照らしても異例だ。グリーニーは魔法使いの衣装で登場し、両党を批判したうえで、自身の立候補を、本人がワシントンの失政とみなすものへの対応だと位置づけた。政策綱領を「すべての人のためのアメリカ」と表現し、国民皆保険と道徳への回帰を支持する進歩派共和党員として出馬すると述べた。

この話が重要なのは、有力候補による本格的な出馬表明としてというより、ポップカルチャーと政治がいかに重なり続けているかを示すものとしてだ。グリーニーは、架空のトランプ政権後にリサ・シンプソンがホワイトハウスを引き継ぐ様子を描いた2000年の『ザ・シンプソンズ』のエピソードと広く結びつけられている。この長年語り継がれてきたジョークにより、彼は政治的予言に魅了された人々の間で、ある種のカルト的人物となった。

インディペンデント紙によると、グリーニーは出馬表明動画の中で自らを預言者と呼び、トランプ、バンス、億万長者、出世主義者、臆病者たちが米国に背を向けたと語った。また、自分は弁護士ではないと述べた後に訂正し、ロースクールを修了して司法試験に合格しており、したがって公職に立候補できると宣言した。動画内での芝居がかった衣装替えは、明らかにアピールの一環だった。

同時に、この報道は、グリーニーが単に冗談を言っているわけではないことを示唆している。彼は、立場を固め始めた数少ない候補者の一人として、2028年の大統領選をめぐる議論に自ら名乗りを上げている。同記事は候補者層が薄いと表現し、グリーニーの出馬は既成政党の組織に属さない独立したものだと指摘した。

彼が実効性のある組織、投票用紙への候補者名掲載資格、資金調達体制を構築するかどうかは、まだ分かっていない。報道には、正式な党の支援や確立された選挙運動基盤を示す証拠は含まれていなかった。つまり出馬表明は本物だが、政治的な本気度については判断がついていない。

それでも、グリーニーの立候補には明白な象徴的魅力がある。郷愁、風刺、不満のすべてに同時に訴えかけるものだ。また、コメディー脚本家として知られる人物が、注目度が物を言う時代に、予言とパフォーマンスの言葉を使って政界入りできることも示している。

出典注記

インディペンデント紙、「トランプ大統領誕生を予言した『ザ・シンプソンズ』脚本家がホワイトハウスを目指して出馬」、https://www.the-independent.com/arts-entertainment/tv/news/the-simpsons-trump-president-dan-greaney-white-house-b2984107.html; 引用された主張の根拠:12980。