2026年5月28日、スイスのヴィンタートゥールにある鉄道駅で刃物による襲撃があり、男性3人が負傷した。警察は、救急当局が最初の通報を受けてから5分後に、スイスとトルコの二重国籍を持つ31歳の男を逮捕し、捜査当局は男が単独で行動したとみていると発表した。
襲撃は午前8時30分少し前、駅の地下道で始まった。被害者は28歳、43歳、52歳のスイス国籍の男性だった。最年長の男性は太ももを負傷し、緊急手術後も入院していた。年下の2人は脚と首を刺され、その日のうちに退院したか、退院の準備をしていた。
当局者は事件をテロ行為と表現した。チューリヒ州の治安担当責任者マリオ・フェールは、現場の証拠が過激化と過激主義を示していると述べた。ギー・パルムラン大統領は、襲撃に衝撃を受けたと述べた。こうした当局の説明が捜査の方向性を定めたが、司法による最終的な判断はまだ下されていなかった。
州警察の司令官マリウス・ヴァイヤーマンは、容疑者がヴィンタートゥールに住んでおり、2015年に「イスラム国(IS)」に関連するプロパガンダを配布したことで当局の注意を引いていたと述べた。男はスイス生まれで、2009年にスイス国籍を取得し、それまでの2年間の大半をトルコで過ごしていたと報じられている。
男が最近、警察や医療機関と接触していたことも捜査対象となった。襲撃前の月曜日、男は警察署を訪れ、支離滅裂な発言をした。当局は男を精神科病院に送った。男は翌日に病院を離れたが、施設に戻され、水曜日には医師が、男はもはや自分自身や他人にとって危険ではないと評価した。刺傷事件はその翌朝に起きた。
目撃者らは、刃物を持った男が地下道を進む中、人々が叫び声を上げて逃げたと証言した。近くで働いていた1人は、襲撃の前に「アッラーフ・アクバル」という言葉を聞いたと報告した。児童の一団が現場を通りかかっており、地元報道によると、教師が児童を守るためにその前に立った。これらは目撃証言であり、動機を示す独立して確認された証拠ではなかった。
チューリヒ近郊に位置し、人口約12万3,000人のヴィンタートゥールでは、武装警察が迅速に出動し、現場周辺の駅施設が閉鎖された。逮捕により、差し迫った脅威は速やかに解消された。
捜査当局はなお、容疑者の過去の過激主義活動、最近の精神状態の評価、駅での行動が互いにどのように関係していたのかを解明する必要があった。当局がテロという呼称を用いたからといって、証拠と裁判手続きを通じて動機と刑事責任を立証する必要がなくなるわけではなかった。病歴は関連する背景事情だったが、それだけで容疑となった行為を説明したり、法的に免責したりするものではなかった。



