出来事の日付:2026年6月2日

ハマスは、治安を含むガザの統治の全分野を、カイロで合意された国家委員会に引き渡す用意があるとしている。提供されたBastille Postの報道に掲載されたこの声明は、ハマスが日々の統治権限を直接保持し続けるのではなく、移譲する意思があるとの、資料中で最も明確な主張だ。

情報源によると、ハマスの報道官ハーゼム・カセムは、同組織が統治を委員会に引き渡す用意が「断固として、決定的に」整っていると述べた。また、ハマスが退くことを拒んでいるとの見方を否定し、そうした主張は、イスラエルにガザでの攻撃を激化させる口実を与えることを狙った虚偽であり、偽情報キャンペーンだと述べた。情報源によると、ハマスは、引き渡しの過程を妨げているのは自らの拒否ではなく、外部勢力だと主張している。

ハマスの説明では、その外部勢力にはイスラエルとニコライ・ムラデノフが含まれる。ムラデノフは報道で、米国主導の平和評議会のガザ担当上級代表と説明されている。ハマスは、イスラエルが委員会による境界通過地点経由の入域を阻止しているとしている。これは極めて重要な点だ。なぜなら、この対立が、将来誰がガザを統治すると主張しているかだけでなく、新たな行政体制が現地で実際に形を成せるかどうかを巡るものでもあることを示しているからだ。

実務上、これは、いかなる移行も現実のものとなる前に、検問所、境界通過地点、治安調整を経なければならないことを意味する。したがって、この声明は政治と同じ程度に実務面についてのものでもある。ハマスは退くとしている一方、その道筋が外部から阻まれているとも主張している。

報道は、この声明を暴力が続く状況の中に位置づけている。火曜日、ガザ中部でのイスラエルの攻撃により、パレスチナ人2人が死亡したという。デイル・アルバラでの攻撃1件で1人が死亡、ほか4人が負傷し、同地北部での別のドローン攻撃では1人が死亡、2人が負傷した。こうした詳細は、統治を巡る声明が何もない中で出されたのではなく、同地域がなお攻撃を受けている最中に出されたことを示すため、重要だ。

同じ情報源によると、イスラエル政府は、ハマス主導の2023年10月7日の攻撃への関与を疑われるパレスチナ人を対象とする特別軍事法廷の費用として、国防省とイスラエル国防軍に10億シェケル(約3億5,000万ドル)を配分した。資料は、その攻撃で約1,200人が死亡し、250人を超える人質が連れ去られたとするイスラエル側の数字を繰り返している。また、より広範な戦争で少なくとも7万2,737人が死亡したとするガザの保健当局の発表も引用している。

こうした広範な背景は、なぜ統治権移譲の表明がこれほど注目を集めるのかを説明する一助となる。ガザでは、統治、治安、復興、越境アクセスがすべて絡み合っている。実務家による委員会は、抽象的には行政上の仕組みに聞こえるかもしれないが、実際には、外交が決着せず軍事的圧力が続く中で、境界通過地点、治安維持、食料、電力、給与、損壊したインフラに対処しなければならない。

したがって、提供された証拠から得られる重要な結論は限定的だが重要だ。ハマスは権限移譲への意思を示し、遅延の責任をイスラエルと米国に関係する特使に負わせている。その声明が実際の引き渡しにつながるかどうかは、アクセス、履行確保、政治的合意にかかっているが、証拠によれば、そのいずれもまだ確保されていない。