事象報告 — 2026年6月2日
米中央軍によると、米軍機がイランのハルグ島へ向かっていた石油タンカーの機関室にヘルファイアミサイルを撃ち込み、同船を航行不能にした。軍は、この措置が2026年6月2日に実施され、同船がイランに到着するのを阻止したと発表した。
中央軍は、この船をボツワナ船籍のタンカー「M/T Lexie」と特定した。同軍によると、同船は空荷で、公海上をハルグ島方面へ航行していたところ、米軍が乗組員への警告と進路変更の指示を開始した。
中央軍の説明によると、乗組員は24時間にわたる繰り返しの指示に従わなかった。その後、航空機がミサイルでタンカーの機関室を攻撃した。中央軍は、攻撃の目的は同船を沈没させることではなく航行不能にすることだったと説明し、この介入によってその後の航行を阻止したと述べた。
説明では、Lexieの積み荷は報告されておらず、このタンカーは明確に空荷とされている。また、死傷者、機関室以外の損害、攻撃後の乗組員の状況についての詳細も示されていない。入手可能な報告を通じて伝えられた軍の声明が、警告の経緯、使用された兵器、タンカーの目的地に関する情報源だった。
この措置は、イランの港を発着する海運を制限する米国の取り組みのさなかに実施された。報告によると、中央軍は4月13日、これらの港に出入りする海上交通の封鎖執行を開始した。同軍は、イランとの停戦が継続する中、米軍が商船6隻を航行不能にし、122隻の進路を変更させたと発表した。
その停戦は、パキスタンの仲介を受けて4月8日に始まった。報告によると、その後イスラマバードで行われた協議では、恒久的な合意に至らなかった。停戦に先立つ緊張激化は、米国とイスラエルが2月28日にイランへの攻撃を開始したことに端を発した。イランは、イスラエルと湾岸地域の米国の同盟国を狙った攻撃で応じ、ホルムズ海峡を閉鎖した。
こうした背景の下、Lexieの事件は、海上交通規制の下で商船に対して武力を直接行使した事例となった。中央軍の説明は、同船がハルグ島へ向かっていたことと、ミサイル発射前に乗組員が指示に従わなかったとされることの両方を強調した。
提供された報告には、タンカーの乗組員、船主、ボツワナ、イラン当局からの反応は含まれていなかった。そのため、警告や攻撃決定に関する主要な事実上の主張は、依然として中央軍に帰属する。声明が米軍の立場として示したのは、空荷の商業用タンカーに退去命令を出したものの、同船が示された期間にわたって従わなかったため、その機関区画へのミサイル攻撃によって航行不能にした、ということだった。



