出来事の日付:2026年6月3日
野党のデモを翌日に控えた6月3日、モガディシオ中心部に銃声が響き、ソマリアの政治的対立は公然たる暴力へと発展した。大統領の正統性をめぐる争いが、憲法上の論争から首都での武力衝突へ波及していることを浮き彫りにした。
入手可能な報道の中心となっているのはハッサン・アリ・カイレ元首相で、同氏は、予定されていた反政府抗議行動を前に、自身が出席していた会合をハッサン・シェイク・モハムド大統領の指揮下にある治安部隊が標的にしたと述べた。アルジャジーラはこの主張をカイレ氏の発言として直接伝え、同氏はまた、自身と仲間たちが翌日の平和的な市民行動に向けて準備していたとも述べた。カイレ氏はデモに参加するため、厳重に警備された空港施設を意図的に離れ、市内の自宅がある地域へ戻っていたことから、その証言は重要である。
同じ報道に掲載された目撃者の証言は、その後に起きた事態の深刻さを示している。ハウル・ワダーグにあるカイレ氏の自宅近くにいたAFP通信の記者は、近くで銃撃が続く中、恐怖に駆られた市民が身を隠そうと慌てる様子を記録した。住民はAFPに対し、野党側の武装要員と警察が銃撃を交わしたと語り、ある目撃者は衝突が約15分間続いたと述べた。同じ目撃者によると、ロケット推進擲弾が発射され、爆発音は現場周辺を越えて聞こえたという。
こうした光景は、モハムド氏に依然として有効な統治の委任があるのかをめぐる、より広範な争いのさなかに展開した。アルジャジーラによると、モハムド氏は、3月に議会が承認した憲法改正により、予定されていた5月15日の任期満了後も実質的に在任期間がさらに1年延長されたと主張した。野党政治家と地方指導者らはこの立場を退け、大統領職に権限を集中させようとする試みだと位置づけた。
この対立は、国政選挙をどのような仕組みで実施すべきかをめぐるソマリアの未解決の議論と結びついている。モハムド氏は、長年定着してきた氏族を基盤とする制度に代わり、より直接的な選挙制度を推進しているが、記事によると実務的な進展は限られている。氏族間の対立が続き、アル・シャバーブも依然として存在しているため、この計画は政治的抵抗と治安上の混乱の双方に対して脆弱なままとなっている。
ほかの野党指導者らも、すでに抗議行動の呼びかけに応じて動員を進めていた。シャリフ・シェイク・アハメド元大統領もモガディシオ中心部へ移動し、カイレ氏への攻撃を非難したうえで、それによって住民が、自身の言う不正義と権力乱用に抗議することを阻止することはできないと述べた。
外部による仲介も行き詰まりを打開できていなかった。アルジャジーラによると、米国と英国は政府と反対派との協議を促そうとしたが、合意には至らなかった。報道はまた、ソマリアが2021年にも同様の正統性をめぐる危機に直面したことを振り返った。当時、モハメド・アブドゥライ・ファルマージョ前大統領が正式な任期満了後も地位にとどまり、その後、暴力が発生した。6月3日、その歴史は過去からの警告というよりも、リアルタイムで再び現れつつあるパターンのように見えた。



