出来事の日付:2026年6月3日
英海軍のマーリンMk4がデボン州の野原に墜落し、訓練中だった軍人3人が死亡した事故について、調査当局は原因を特定していなかった。民間航空局は、DAIBの専門調査官が事故を調べると明らかにした。デボン・コーンウォール警察も別途、事故の状況に関する調査を続けていた。異常な機械音や極端な低空飛行に関する近隣住民の証言は、公式な認定ではなく、目撃者による観察にとどまっていた。
救急隊は英国夏時間の午前3時45分ごろ、オークハンプトンに近いサワートン・ダウンへ出動要請を受けた。6つの消防署から消防車両7台が派遣され、警察、海軍関係者、航空関係者とともに対応に当たった。この対応により、サワートン・ダウンのA30との交差点から、A3079のフォーリー・クロスまでのA386が通行止めとなった。道路は午後1時30分ごろに再開されたが、その時点でもA30東行きの出口ランプは通行できないままだった。
海軍は死亡した3人の遺族に連絡し、詳細の公表まで時間を置いてほしいという要望を尊重した。このため、当初の報道では氏名が明らかにされなかった。海軍トップのグウィン・ジェンキンス大将は、事故機の型式を確認し、犠牲者の家族、友人、軍務上の同僚に哀悼の意を表した。
国の指導者と英王室も反応した。ダウニング街からはキア・スターマー首相が、国防省からはジョン・ヒーリー国防相が、それぞれ哀悼の意を表した。艦隊航空隊における儀礼上の役職を務めるウェールズ公妃は、自身とウィリアム皇太子が隊員らの愛する人々に思いを寄せていると述べた。
マーリンMk4は、サマセット州の英海軍航空基地ヨービルトンを拠点にコマンドー・ヘリコプター部隊の一部として運用されており、同部隊のヘリコプター25機が英海兵隊を支援している。墜落現場は、以前にコマンドー部隊の乗員がマーリンの訓練に使用していたオークハンプトン戦闘訓練キャンプの近くにある。ノース・ダートムーアはヨービルトンとコーンウォール州の英海軍航空基地カルドローズの間にも位置し、この地域では軍用航空機の訓練が頻繁に行われている。
マーリン部隊全体は1999年から英海軍で運用されている。Mk4のほか、カルドローズに配備された対潜型のMk2も含まれる。この機種の近年の事故としては、2024年9月に英仏海峡で起きた訓練事故があり、Mk4が不時着水し、ロードリ・レイション大尉が死亡した。この過去の事故は、デボン州での今回の事故原因について何かを立証するものではない。
住民らは、異常だと感じる高度でヘリコプターが谷を横切った際に目を覚ましたと語った。ある住民は機械的な不具合をうかがわせる音を記憶しており、別の住民は、低空飛行する軍用機は地元で日常的に目にするものの、今回の飛行音は特に近く感じられたと強調した。こうした証言は調査の参考となる可能性があるが、その重要性は技術的証拠と正式な分析によって判断される。
現時点で確認されている内容は限定的である。通常の訓練がオークハンプトン近郊での死亡事故に終わり、海軍要員3人が命を落とし、複数機関による調査が開始された。航空機がなぜ降下したのかを解明する責任は今後、専門調査官が担う一方、海軍は氏名や追加の詳細を公表する前に、遺族が静かに過ごす時間を確保している。



