過去の出来事の日付:2026年6月5日。 アゼルバイジャン外務省によると、タガンログ湾で商船2隻が夜間に攻撃され、アゼルバイジャン人乗組員5人が死亡、3人が負傷した。同省は攻撃の実行主体を特定しておらず、提供された記述にも責任の所在に関する独立した確認はなかった。

船名はナトラとジルコンとされた。いずれもアゼルバイジャンの国有船ではなかったが、同省によると、両船の乗組員には合わせて25人のアゼルバイジャン国民が含まれていた。事件は早朝、ロシアのロストフ州とクラスノダール地方に囲まれた、アゾフ海北東部の狭い海域である同湾で発生した。

バクーの当局者は、政府機関とアゼルバイジャンの在外公館が関係国の当局と連携し、緊急対応に当たっていると述べた。駐モスクワ・アゼルバイジャン大使館の職員は現地に赴き、負傷した船員の治療状況を確認するとともに、死亡者の帰国手続きを進めた。証拠には、負傷した乗組員の容体、入院先、両船の船籍、積み荷、目的地は明記されていなかった。

モスクワ・タイムズはこの事件をドローン攻撃と伝えた。同紙によると、報道時点でロシア当局は船舶への攻撃について正式な発表を行っていなかった。イズベスチヤは匿名の情報筋を引用し、別途6人が入院したと報じた。この人数はアゼルバイジャン外務省が発表した負傷者3人と食い違っており、提供された資料からは、アゼルバイジャン人乗組員以外が含まれていたのか、それともより早い段階の集計を反映していたのかは分からない。

この海上事件は、ロシア当局が報告した、より広範な夜間攻撃のさなかに起きた。ロシア国防省は、木曜夜から金曜朝にかけて、自軍がウクライナのドローン123機を迎撃したと主張した。迎撃地点はロシアの9地域のほか、アゾフ海とロシアが併合したクリミアに及んだとしている。この主張だけでは、どの勢力がナトラとジルコンを攻撃したのかは立証されない。したがって、アゼルバイジャンが声明で非難の矛先を向けなかったことには重要な意味がある。

別の出来事として、ベルゴロド州の地元当局は、オトラドフスキーでドローンが事業所に命中し、男性1人が死亡、別の1人が負傷したと発表した。この村はウクライナのスムイ州との国境から東へ約15キロに位置する。提供された報道は、両方が同じ夜間に起きたこと以外に、この死傷事件と船舶攻撃を作戦上結び付けていない。

アゼルバイジャンの発表で確認された核心部分は、被害を受けた乗組員の国籍と人数、2隻の船名、そして外交上の対応である。責任の所在、それぞれの船に命中した兵器、船の損傷状況、衝撃があった瞬間に死傷者全員が船上にいたかどうかなど、主要な事実は未確定のままだ。責任について何らかの結論を出すことは、同省が示した立場と入手可能な証拠を超えることになる。