発生日:2026年6月7日。
ペルー大統領選の決選投票は、日曜日の投票終了から数時間後も決着がつかず、選挙当局がケイコ・フジモリ氏とロベルト・サンチェス氏による選挙戦の票を集計していた。AP通信の報道によると、開票率58%の時点でフジモリ氏が596万票、得票率52.6%で小幅にリードし、サンチェス氏は536万票、47.4%だった。
この選挙が重要なのは、接戦だったからだけでなく、ペルーで政権の交代が繰り返されてきたからでもある。AP通信によると、同国は10年間で9人目となる指導者を選ぼうとしていた。こうした不安定さは、選挙結果が当面の勝者の枠を超えて重要になると予想された理由を説明する。大統領職は入れ替わりの激しい地位となっており、どの選挙も、いずれかの候補者が信頼を回復できるかどうかを試す側面を持つ。
犯罪、とりわけ恐喝が、有権者にとって最大の争点だった。記事によると、2025年の調査では、都市部の回答者の84%が今後12カ月以内に犯罪被害者になることを恐れていた。AP通信はまた、アンデスとアマゾンでの違法な金採掘による利益も一因となり、ペルーで組織犯罪が勢力を強めたと指摘している。こうした情報は、投票が単なる人物同士の争いではないことを示すとともに、治安が選挙運動の中心に据えられた理由を説明している。
「人民勢力」の候補であるフジモリ氏は、テクノロジーを使った恐喝の追跡、国境の軍事化、高リスク地域での警察と軍の配置拡大など、犯罪に厳しく対処する方針を掲げた。「ペルーのために共に」のサンチェス氏は、警察の汚職防止改革を訴え、軍が治安対策を支援できるようにすべきだと述べた。したがって、両者の対立点は犯罪が実在するかどうかではなく、それに対処する上でどの機関を信頼すべきかだった。
選挙を巡る雰囲気は第1回投票時より穏やかだった。AP通信によると、投票所の開設や閉鎖を遅らせるような重大な事件はなかった。ただしリマでは、投票が義務付けられているにもかかわらず列がほとんど見られず、投票率は前回より低いように見えた。同国は、投票しなかった人に罰金を科す、この地域で最も厳格な投票制度の一つを採用しているため、これは注目に値する。
報道はまた、第1回投票がいかに票の分散したものだったかを読者に改めて伝えている。30人を超える候補者が争った結果、当時の得票率はフジモリ氏が17%、サンチェス氏が12%だった。当局が第1回投票の勝者を発表するまで6週間以上を要し、その後のイプソスの世論調査でも、多くの有権者が支持を決めておらず、決選投票の行方は不透明なままだった。こうした経緯は、最終結果がすぐには明らかにならなかった理由を理解する助けとなる。
提供された証拠は勝者を明示するところまで至っていないため、責任ある報道は結果ではなく過程を伝えるものとなる。ペルーでは投票が行われ、票はなお集計中で、同国の犯罪危機が異例の接戦となった政治的緊張の強い決選投票の背景にあり続けていた。



