# 核保有国、2025年の核兵器支出が過去最高の1,190億ドルに ICAN報告

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の新たな報告書によると、世界の核保有9カ国は2025年、核兵器に約1,190億ドルを支出し、年間支出として過去最高を記録した。

2026-06-08の発生日に公表されたこの数字は、前年から約170億ドル、率にして約20%の増加となる。ICANによると、米国、中国、英国、ロシア、フランス、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルの核保有9カ国すべてが昨年、支出を増やした。

報告書では、米国が他国を大きく引き離している。ICANによると、ワシントンは2025年に核兵器へ692億ドルを支出し、他のすべての核保有国の合計を上回った。これは2024年から124億ドルの増加だった。中国が推計135億ドルで続き、英国は126億ドル、ロシアは95億ドルだった。

ICANは、この傾向が一時的な急増ではなく、長期的な拡大を示しているとした。同団体は、投資が数十年単位で計画されており、英国、フランス、米国はいずれも運搬システムと核弾頭の開発、維持、または更新に向けた大規模計画に取り組んでいると警告した。

報告書が取り上げた計画には、米国が計画する大陸間弾道ミサイル「センチネル」が含まれていた。ICANによると、同ミサイルは2100年以降も運用が続く見込みだ。また、米国によるプルトニウム・ピットの増産についても、核弾頭を2120年まで使用可能な状態に保ち得るとしている。報告書は、米国だけでも2025年から2034年までの10年間の核兵器支出が1兆ドル近くに達する可能性があると予測した。

報告書はまた、この支出を世界のより広範なニーズと対比した。ICANによると、核保有国が2025年に支出した資金は国連の運営予算32年分を賄うことができ、核兵器への1日分の支出だけで200万人を超える人々の食料安全保障を確保できたという。

ICANのプログラム部長で報告書の共同執筆者であるスージー・スナイダーは、特に人道支援資金が圧迫される中、この支出規模は憂慮すべきものだと述べた。ICANは、この増強は各国が数十年間維持する準備を進めている新たな核軍拡競争を反映していると主張した。

多くの政府が他分野でより厳しい財政状況に直面する中でも、核戦力の近代化が軍事予算の恒久的な一部になりつつあるとの懸念を、報告書は一層強めている。2017年にノーベル平和賞を受賞したICANは、この記録的な支出を、世界の安全保障政策が向かう方向についての警告として受け止めるべきだとした。

発生日

2026-06-08