NeoTechNews編集部

北アイルランド警察は2026年6月10日、騒乱が2夜目を迎えてベルファスト外へ拡大するなか、放水砲を投入した。ニュータウンアビーでは警察官が投石などの攻撃を受けた一方、地域内のほかの抗議活動は緊迫していたものの、おおむね平和的だった。北アイルランド警察と現地特派員を情報源とするBBCのライブ報道が伝えた。[13484]

最も深刻な騒乱は、ベルファスト郊外のグレンゴームリーにあるサンディノウズ交差点付近で報告された。BBCによると、約200人が集まり、その一部が警察にれんが、石、瓶などを投げつけた。暴動鎮圧装備を身に着けた警察官は、少なくとも2台の放水砲車両の支援を受けて何度も前進し、群衆を道路から遠ざけ、さらなる被害を防ごうとした。[13484]

BBCの現地報道によると、暴徒らは敷石や近くの壁の一部を引き剥がし、さらに多くの投射物を作った。ごみ箱に火が放たれ、道路上では小規模な火災が発生した。夜遅くには、地元のガソリンスタンド近くにある廃屋が放火され、瞬く間に炎に包まれた。バンも警察の隊列に向けて押し出されて火をつけられたが、その後、警察官らは群衆による短時間の突進を押し返した。[13484]

この騒乱は、週の初めにベルファスト北部で起きた刃物襲撃事件に対する、地域全体のより広範な反応の一部だった。BBCによると、火曜日に住宅や車が焼かれたのに続き、騒乱は2夜連続となった。ニュータウンアビーでの暴力に加え、コールレーンでは集会があり、ロンドンデリーでは道路封鎖が行われたほか、タリーアリー団地付近で比較的小規模な騒乱が起き、若者らが車輪付きごみ箱や融雪剤箱などに火をつけた。ストーモントでのものを含むほかのデモは、大きな事件もなく終了した。[13484]

警察は暴力と並行して、情報をめぐる危機にも対処しなければならなかった。月曜日の刺傷事件の被害者スティーブン・オギルビーの家族は、北アイルランド警察(PSNI)を通じて声明を発表し、虚偽の主張がソーシャルメディア上で拡散していると述べた。家族によると、オギルビーは容体が安定しており、過去2日間に見られた騒乱を支持していないと強調したうえで、平和的な抗議だけが容認できる手段だと改めて訴えた。BBCはまた、オンラインで共有されている、いわゆる「暗殺対象者リスト」は到底容認できず、それを転送する行為は刑事犯罪に当たる可能性があると警察が警告したと報じた。[13484]

最初の襲撃事件に関連する法的手続きも同時に進んでいた。容疑者のハディ・アロディドは、殺人未遂、国民保健サービス(NHS)の診療放射線技師に対する殺害予告、ナイフ所持の罪で起訴され、4週間の勾留を命じられた。警察はこれに先立ち、アロディドについて、2023年に英国へ入国し、難民認定を受けた30歳のスーダン人男性だと明らかにしていた。[13484]

BBCが引用した政治家らは、市民の怒りと恐怖を認めつつも、冷静さを呼びかけた。民主統一党(DUP)のジュリア・ミドルトン北アイルランド議会議員は、不満は無謀な行動を正当化するものではないと述べた。社会民主労働党(SDLP)のマーティン・ライリー議員は、移民をめぐる懸念を、暴力や日常生活への重大な妨害の口実にすることはできないと述べた。両氏の発言は、この日の出来事を通じて見られた、平和的な抗議と標的を定めた騒乱との隔たりを浮き彫りにした。[13484]

BBCの取材班も敵意の矢面に直接立たされた。記者らによると、サンディノウズ付近で撮影した後、覆面姿の男たちが近づいてきて、車で立ち去る際に大きな石が車の後部窓を突き破った。この事件は、騒乱が警察との衝突の枠を越え、威嚇と便乗的な暴力が広がる状況へと発展していたことを示した。[13484]

夜遅くまでに、大規模な警察配備によって衝突の最悪の事態は抑え込まれたように見えたが、それには前夜よりはるかに強硬な対応が必要だった。入手可能な証拠に基づけば、2026年6月10日の重要性は、警察が放水砲の使用に踏み切ったことだけでなく、当初は1件の刺傷事件に関連していた騒乱が、うわさや怒り、警察官と居合わせた人々の双方への攻撃によってあおられ、移動しながら複数地点に広がる治安危機へと発展したことにあった。[13484]