アラブ首長国連邦(UAE)とイランの治安担当高官が、戦時下で関係が疎遠になっていた時期を経て対面で会談したと、事情に詳しい関係者に基づくブルームバーグの報道を引用して、エルサレム・ポストが伝えた。この会談は、イラン戦争の開始以降、両国の治安担当高官による初の対面会談だとされた。
この動きは2026年6月11日、軍事的対立、地域関係の寸断、停戦とそれに続くイランと米国の交渉を背景に報じられた。
ブルームバーグが引用した情報筋によると、UAEは、イラン政府を引き続き敵とみなしているにもかかわらず、同国の統治体制が権力の座にとどまるとの結論に達した後、会談に同意した。報道によると、ホルムズ海峡の閉鎖と、停戦後の米・イラン協議の進展が遅いと評されたことも、関与を再開するというアブダビの決定に影響した。
ある情報筋がブルームバーグに語ったところによると、イランは以前からUAEとの高官級協議の再開を求めていた。UAEは、イラン代表団が最高指導者モジタバ・ハメネイ師と直接つながっていると確信するまで、こうした接触の受け入れを遅らせたと報じられた。エルサレム・ポストは、開戦初期からハメネイ師の状態が不明であり、最初の攻撃で負傷した、または職務遂行不能になったとの臆測があったと伝えた。抜粋には、同師の状態をめぐるこれらの主張を裏付ける確認情報は示されていなかった。
接触の軍事的背景
この外交的な動きは、両国間で大規模な敵対行為があったとの報道に続くものだった。エルサレム・ポストは、ウォール・ストリート・ジャーナルの報道に言及し、UAEが「オペレーション・ローリング・ライオン」でイランに対する数十回の攻撃の際、米国およびイスラエルと連携したと伝えた。同報道は、標的としてホルムズ海峡のケシュム島とアブ・ムサ島、バンダルアッバス、ペルシャ湾のラバン島にある製油所を挙げた。
同じ報道によると、イランはUAEに2,800発を超えるミサイルとドローンを発射し、これはイスラエルを含む他のどの国に向けられた数よりも多いとされた。これらの数字と、報復作戦へのUAEの参加に関する記述は、ウォール・ストリート・ジャーナルによるものであり、入手可能な資料では独立して裏付けられていない。
これとは別にブルームバーグは、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領が、戦争中にイランの攻撃への軍事対応での連携を拒んだサウジアラビア、カタール、その他の近隣湾岸諸国に不満を表明していたと報じた。
エルサレム・ポストはまた、地域で攻撃が続いていると報じ、イランがそれまでの48時間にヨルダン領空へ20発のミサイルを発射し、クウェートとバーレーンに向けて複数のドローンを飛ばしたと伝えた。同紙は、これらの行動を米軍の攻撃に対する報復と位置付け、その米軍攻撃はホルムズ海峡上空でのヘリコプター撃墜を受けたものだったとした。
総合すると、報じられた会談は、重大な対立と紛争の影響がテヘランとアブダビの関係の中心に残る中で、治安分野の直接接触が再開されたことを示していた。



