出来事の日付:2026年6月15日

オスロ地方裁判所は、女性2人を強姦し、その他複数の犯罪を犯したとして、メッテ=マリット皇太子妃の息子であるマリウス・ボルグ・ホイビー被告(29)に禁錮4年を言い渡した。弁護団は判決を不服として控訴すると述べた。

裁判官3人で構成される合議体は、別の強姦罪2件についてホイビー被告を無罪とした。同被告は4件すべての容疑を否認していた。有罪となったのは、2018年に皇太子のスクーガム邸で起きた女性1人に対する事件と、2024年にオスロで起きた別の女性に対する事件だった。BBCが伝えた128ページに及ぶ判決文によると、裁判官らは、いずれの女性も該当時に眠っており、抵抗できない状態だったと認定した。

検察側は禁錮7年7カ月を求刑し、弁護側は18カ月を求めていた。ホイビー被告は法廷250号室に出廷せず、ビデオを通じて判決言い渡しに参加した。欠席の理由として、詳細が明らかにされていない健康上の事情が挙げられた。弁護人のペタル・セクリッチ氏はその後、改めて釈放を求めた。裁判所は、ホイビー被告が接近禁止命令に以前違反していたことから、暴行の被害者として有罪認定に関係する女性に接触する恐れがあるとして、この請求を退けた。

裁判所は強姦に関する認定に加え、元交際相手のノラ・ハウクランドさんを虐待し、別の交際相手に重傷を負わせた罪でもホイビー被告を有罪とした。一方、2024年にオスロのホテルで出会った女性と、2023年にロフォーテン諸島で出会った女性に関する容疑については無罪とされた。この事件は計6人の女性に関するものだった。

ホイビー被告の携帯電話から発見された動画ファイルは、重要な証拠となった。4件の強姦事件の女性たちは、眠っているか、その他の理由で抵抗不能な状態だったとされ、警察が同被告の逮捕後にその素材を発見するまで、録画された出来事について知らなかった。裁判官らは2件について証拠を採用したが、残る2件の容疑は必要とされる立証基準を満たしていないと判断した。

裁判所はホイビー被告に対し、女性4人へ合計64万ノルウェー・クローネの賠償金を支払うよう命じた。控訴によって、判決と量刑のうち争われている部分がさらに司法審査を受ける可能性がある。したがって、起訴内容全体が立証された、または退けられたかのように扱うのではなく、無罪部分と有罪部分を分けて報じるべきである。

ホイビー被告は王族ではなく、王族としての称号も持たないが、母親がホーコン皇太子と結婚した後、王室一家の中で育った。ノルウェー王室は、この問題は裁判所が審理したとして、それ以上のコメントを控えた。

判決は、内容が混在しているものの重大な結果となった。強姦2件で有罪、強姦2件で無罪、虐待と暴力に関する有罪認定、金銭賠償、そして検察側の求刑を下回る実刑判決である。弁護側が控訴を表明したため、法的手続きは必ずしも完了していない。ただし、控訴裁判所が判断を下すまでは、地方裁判所の判決と禁錮4年の刑が、提供された報道に反映された権威ある結論であり続ける。