発生日:2026年6月16日。 MapBiomas監視ネットワークの報告書によると、ブラジル領アマゾンの水位は深刻な干ばつが2年連続で続いた後、2025年に回復し、過去平均を2.6%上回った。2024年と比べた降雨量の増加が回復をもたらしたが、研究者らは、雨の多い年が1年あっただけでは、ブラジルの水系で高まりつつある不安定性は解消されないと警告した。
MapBiomasは、参加団体のネットワークを通じて土地被覆と土地利用の変化を追跡している。同ネットワークのアマゾン担当チームのブルーノ・フェレイラ氏は、異常気象がより頻繁になっていると述べ、水文体制が気候変動と土地利用方法の変化の双方から影響を受けている兆候を指摘した。
アマゾンの数値は、その地域だけにとどまらない重要性を持つ。ブラジルには世界の淡水の約12%が存在し、その総量の3分の2近くがアマゾンにある。干ばつからの回復は生態系や地域社会への負担を軽減し得るが、複数の生物群系にまたがる全国的な状況を見ると、改善は一様ではなかった。
アマゾン盆地の南に位置する大湿地帯パンタナールでは、2025年末の水位が過去平均を56%下回った。数十年で最も深刻な干ばつに見舞われた2024年より状況は改善したものの、MapBiomasはなお、パンタナールをブラジルで最も水ストレスの深刻な生態系と位置付けた。対照は明白で、アマゾンが長期的な基準を上回った一方、パンタナールは自身の基準を大幅に下回ったままだった。
報告書の割合は、すべての河川、湖、地域で一様に水位が上昇したことではなく、過去平均と比較した水の状態を表している。生物群系レベルの変化を示す広範な指標として読むのが最適である。同様に、特に異例の干ばつが2年続いた後では、2025年の回復だけで安定した傾向が確立されたことにはならない。
赤道太平洋の中央部と東部で海水温が上昇する自然現象、エルニーニョの再来もさらなるリスクとなった。この現象は、アマゾンの一部で干ばつの一因となることが多い。報告書によると、米国海洋大気庁は、エルニーニョ現象が始まっており、2026年末までに観測史上最も強いものの一つになる可能性があると発表した。
したがって、MapBiomasの調査結果は二つのメッセージを同時に示している。降雨により、2025年のアマゾンでは測定可能な回復がもたらされ、それまでの干ばつの年々に見られた直近の方向性が反転した。同時に、パンタナールの深刻な不足、異常現象の再発、強いエルニーニョの可能性により、ブラジルの長期的な水の見通しは不透明なままである。継続的な監視によって、この回復が続くのか、それとも、より変動の激しいパターンの中での一時的な中断にすぎないのかが明らかになる。
提供された記述では、これらの割合の算出に用いた衛星または現地調査の手法は説明されておらず、過去との比較対象期間も定義されていない。不確実性をより詳しく評価するには、そうした技術的詳細が必要だが、二つの生物群系の間で報告された対照が変わるわけではない。



