発生日:2026年6月16日
6人を乗せたビジネスジェットが緊急の目的地変更中、テキサス州ラレドのループ20に墜落し、乗客1人が死亡、ほかの乗員・乗客5人が病院に搬送された。機体は分断され、高速道路上で炎上し、目撃者や警察官、消防士らが機内の人々の救出に当たった。
死亡したのは、オースティンのテクノロジー組織「キャピタル・ファクトリー」の創設者、ジョシュ・ベア氏だった。同社はベア氏を起業家の支援者だったと評し、テキサス大学オースティン校は、スタートアップを目指す学生の機会創出に貢献したとしている。
ラレド警察のミゲル・ロドリゲス署長によると、生存者はパイロット2人と10代の若者3人だった。当局は5人の容体を公表していない。消防士らは残骸の中から生きている小型のペットも発見した。事故の際には走行中の道路車両も衝突され、警察によると、その乗員のうち少なくとも1人が病院に搬送され、後に退院した。
ネットジェッツが運航するセスナ・サイテーション・ラティチュードは、午後6時18分ごろにメキシコのサンホセ・デル・カボを出発し、オースティンへ向かっていた。ラレド国際空港によると、午後10時の少し前、乗員は航空交通管制に機械的なトラブルを報告し、緊急事態を宣言した。パイロットらはラレドへの到達を試みていたが、交信が途絶えた。CNNが確認したFlightRadar24のデータでは、信号は滑走路から約2.5マイル離れた高度およそ600フィートで消える前、機体は制御された降下をしていた。
映像や目撃証言では、炎や複数車線に散乱した残骸、救助隊が機体をこじ開ける様子が伝えられた。機体の一部はコンクリート製の防護壁にまたがって止まり、別の一部は下方のランプに落下した。警察官5人が救助活動中に負ったけがのため、病院で治療を受ける必要があった。
事故により、地域の主要道路であるループ20は両方向とも通行止めになった。連邦当局は撤去作業の開始を許可したものの、ロドリゲス署長は再開には時間がかかると警告した。連邦航空局には通知が行われ、FBI職員が支援を提供し、国家運輸安全委員会(NTSB)は調査を主導すると発表した。ネットジェッツは危機対応チームと家族支援チームを派遣した。
原因は特定されていなかった。乗員の報告により、目的地変更の試みに先立って機械的な問題が起きていたことは確認されているが、調査当局はなお、具体的な故障内容と最終降下について検証する必要がある。NTSBの予備報告書は通常約30日でまとめられる一方、推定原因の認定には1~2年かかることがある。
証拠は乗客数、出来事の順序、緊急対応を裏付けているが、乗員、運航会社、製造会社のいずれかに責任を帰する根拠にはならない。機体がなぜ空港に到達できなかったのかを解明するには、引き続き調査が適切な手段だった。生存した5人と道路車両に乗っていた人についての続報があれば人的被害の実態が明確になるが、提供された記述には含まれていなかった。



