# IOC、2030年フランス・アルプス冬季五輪でオランダのスピードスケート会場案を承認
国際オリンピック委員会(IOC)は、2030年フランス・アルプス冬季五輪の会場配置の改定案を承認した。これにより、スピードスケートはオランダで、大半の氷上競技はリヨンで行われることになる。
AP通信がトロント・スター経由で大会日である2026年6月22日に報じたところによると、IOC理事会は大枠の計画を承認した。この計画は、当初のフランスの招致案が物流面で大きな制約に直面していたため、協議が続けられていた。最も目を引く変更は、スピードスケートにオランダのヘーレンフェーンの会場を使用するという決定だ。これは、大幅な妥協なしに同競技を開催できる適切な世界水準のリンクがフランスにないことを反映している。
この計画には、なお未確定の詳細がいくつか残されている。リヨンではカーリング、フィギュアスケート、アイスホッケー、ショートトラックが行われる予定だが、IOCによると、市内の具体的な会場はまだ最終決定する必要がある。これは、会場計画と完成した競技日程は同じものではないという重要な注意点だ。プロジェクトの骨格は整ったものの、運営上の一部については、なお確定しなければならない。
この構成は異例だが、まったくの即興というわけではない。フランスが開催権を獲得する前から、主催者はオランダでスピードスケートを行う選択肢を検討していた。ヘーレンフェーンには同競技を支える施設と実績がすでにあったためだ。AP通信によると、スウェーデンが有力視されていた2023年、IOCはフランスの招致案を優先交渉の対象としていた。これは、開催地が決まると五輪計画がいかに急速に時間との闘いになり得るかを示している。
フランス・アルプス構想は、五輪開催地が威信と実務性を両立させなければならないという重圧も浮き彫りにしている。当初の提案ではニースが中心的な位置を占めていたが、市内の政治情勢が変化した後、同地でのフィギュアスケートとアイスホッケーを巡る交渉が行き詰まったと報じられている。最終的に、アルプス一帯とその外まで広がり、単一会場型を無理に採用するのではなく、可能な限り既存施設を利用する大会構想となった。
選手にとって、承認された会場配置は、数年前から競技環境を定めるという点で重要だ。スピードスケート選手は、別の国にある同競技で最も有名な会場の一つに向けて準備することになる。アイスホッケーなどの競技は、リビエラ地方ではなくリヨンに集約される。アルペンスキーは、すでに確立されたウインタースポーツの目的地であるクールシュヴェルとヴァルディゼールで引き続き行われる。
IOCの決定ですべての問題が解決するわけではないが、大会実現に向けた道筋はより明確になった。五輪の主催者はしばしば洗練性と実現可能性を引き換えにするが、今回は後者が優先された例だ。フランス・アルプス大会は引き続きフランスの大会だが、最も重要な氷上競技の一つはオランダの氷上で行われることになる。



