発生日:2026年6月23日

当局者によると、猛烈な熱波の最中、フランスで監視員のいない区域を泳いでいた少なくとも40人が溺死した。セバスチャン・ルコルニュ首相は危機対策会議後、前週の木曜日以降に記録された死者は主に若者だったと述べた。

マリナ・フェラーリ・スポーツ相は、酷暑の中で遊泳が許可されていない区域に入ることには重大な危険が伴うと警告した。国内の一部で気温が40度を超えるなか、人々が涼を求めた際に溺水事故が発生した。その時点で当局は、40件すべてについて個別の詳細を明らかにしていなかった。

フランス気象局は、月曜日から火曜日にかけての期間が、1947年の観測開始以来、全国で記録された最も暑い日になったと発表した。30カ所の観測所における日中と夜間の測定値から算出する全国気温指標は、暫定値で29.8度に達した。フランス南西部のレ・ゼルビエでは43度を記録し、ボルドー、ポワティエなどの都市では各地の最高記録を更新した。

気象当局は54地域に熱波の赤色警報を発令した。学校は授業を早く切り上げるか時間割を変更し、パリの著名な観光施設は開館時間を短縮した。エッフェル塔は火曜日の午後4時に閉鎖される予定だった。ルーブル美術館は、一日の後半に熱がこもり、多数の来館者によって来館者と職員にとって厳しい状況になるため、水曜日から土曜日まで同時刻に閉館すると発表した。

ほかの死者についても、暑さとの関連が調べられていた。地方当局によると、カルパントラの自宅前に止められた車内で2歳と4歳の子どもが意識不明の状態で見つかった件では、高温が最も可能性の高い原因だった。地元当局者のソフィー・ブロカスによると、ボルドー地域では80歳から95歳までの3人が暑さに関連する健康問題で死亡した。

国際赤十字・赤新月社連盟は、その後数日間に欧州全域で深刻な健康上の危険が生じると警告し、特に弱い立場にある人々の安否を確認するよう呼びかけた。フランス気象局は、木曜日も同様に過酷な状況が続き、金曜日には大西洋岸から徐々に緩和すると予想していた。

暑さはフランス国外にも広がった。予報では英国の一部で39度を超える気温が警告され、スペインとイタリアも異例の気象状況と高レベルの警報に直面した。しかしフランスでは、溺死者数によって別種の二次的危険が浮き彫りになった。それは、監視員のいない場所で即座に涼を求める行為である。当局のメッセージは、従来の暑さ対策に加え、緊急事態の最中に即席の遊泳をすれば、新たな差し迫った危険が生じかねないという警告を組み合わせたものだった。

フランスでは、同様の暑さに直面する一部の国々と比べて、家庭や施設への空調設備の普及が限られており、学校、美術館、公共スペースへの負担が増している。赤色警報の広範な発令と開館時間の変更は予防措置だった。40人の溺死が、閉鎖されたそれらの施設で発生した、あるいは赤色警報が出された県だけで発生したことを示す証拠と解釈すべきではない。