2026年6月23日の出来事として、マリ北部で発生した重大な事件の疑惑が浮上した。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)は、マリ軍とロシアのアフリカ軍団が参加する巡回部隊が、トンブクトゥ州とガオ州の境界付近にあるザルホとアバコイラ近郊で民間人4人を殺害したと報じた。
RFIによると、ザルホ地域の住民は、軍の車列が通過した後に2人の遺体を発見した。遺体の一つは切断されており、切り離された頭部の周囲に手足がかぎ十字の形に配置されていた。RFIは、その人物のサングラスが遺体にかけられたままだったと報じた。
同じ報道によると、約3キロ離れたアバコイラ付近では、別の若者2人がオートバイで移動中、同じ巡回部隊によるドローン攻撃で殺害された。RFIは、武装集団の移動を制限する目的で、大都市以外でのオートバイの使用が同月上旬に禁止されていたものの、その適用にはばらつきがあると説明した。
RFIが接触した地元の情報筋は、死亡したのはザルホのトゥアレグ人2人と、アバコイラのソンガイ人2人だと特定した。これらの情報筋によると、犠牲者は牧畜民を含む民間人で、武装集団とは関係がなかった。RFIは、地元では身元が知られていたと報じたが、抜粋された証拠資料に氏名は記載されていなかった。
RFIによると、マリ軍はこの作戦について声明を出していなかった。同局は軍にコメントを求めたものの、回答はなかったと述べた。またRFIは、4月25日の攻撃以降、アフリカ軍団のソーシャルメディアでの発信が増えているにもかかわらず、遺体を意図的に配置したとの疑惑については何も投稿していないと報じた。
地元の人権団体CD-DPA(アザワド/北部マリ住民の権利擁護集団)は、報道された現場の状況を非難した。事務局長のティラ・アグ・ゼイニはRFIに対し、この行為は野蛮であり、国際人道法と戦争の原則に反し、民間人の間に恐怖を広めることを狙ったように見えると語った。
MezhaがRFIを引用して伝えた別の報道も、6月23日にマリ軍とアフリカ軍団の合同巡回部隊がザルホとアバコイラ付近で民間人4人を殺害したという、住民や人権活動家による申し立てを伝えた。Mezhaは、人権団体が独立調査を求めているとし、マリ当局もアフリカ軍団の代表者も、この疑惑について公にコメントしていないと指摘した。
RFIは別に、アルカイダ系でJNIMとして知られる「イスラムとムスリムの支援団」が、6月23日にカイ州のソリブグとシビ・コロの間で、マリ軍とアフリカ軍団の車列を攻撃したと主張したことも報じた。RFIによると、同組織は6人を殺害し、装備を奪ったと主張した。放送局から接触を受けた軍は回答を望まなかった。
今回の疑惑により、紛争の影響を受ける地域でのマリ軍とロシア要員による作戦に対する監視が一段と強まっている。提供された証拠資料に基づけば、中心的な事実は依然として地元の情報筋と人権活動家が伝えた疑惑であり、抜粋された内容にはマリ軍またはアフリカ軍団からの公の回答は記録されていない。



