# 国連、ベネズエラ地震の被害額はGDPの約6%に相当する可能性
国連によると、ベネズエラを襲った二つの地震による直接的な物的被害は約67億ドルに上り、同国の国内総生産(GDP)のおよそ6%に相当すると推定されている。
提供されたAFP配信・TRTワールド掲載の報道によると、数字が更新された時点で死者数は1,430人に達し、3,238人が負傷していた。また、国連の人道支援機関は、5万人以上が行方不明になり、さらに数百万人が衛生設備などの基本的な必需品を得られない恐れがあると警告しているという。
報道で引用された国連開発計画の暫定評価によると、被害額の推計は地震モデル、衛星画像、人口データに基づいている。住宅や経済活動用資産などの損失は対象としたが、より広範な混乱、インフラ被害、長期的な復興費用は含まれていない。つまり、最終的な費用は大きく報じられた数字をはるかに上回る可能性がある。
報道は、長年にわたる経済崩壊ですでに弱体化していた国で災害が発生したことを指摘している。ベネズエラでは公共サービス、病院、緊急対応体制が空洞化しており、地震は、すでに食料不安に直面し、医療や水へのアクセスも限られていた人々を襲った。こうした背景は、国連や援助機関が、人道上の影響は物的被害の数字だけが示すものよりはるかに大きくなり得ると述べた理由を説明するものだ。
一連の地震は時間との闘いも引き起こした。報道によると、災害後最初の72時間は通常、生存者の発見における重要な時間帯であり、住民たちは倒壊した集合住宅のがれきを必死に取り除き、下敷きになった人々にたどり着こうとしていた。少なくとも17カ国の捜索救助隊が動員されており、揺れから1日以上たった後、ラ・グアイラでは乳児1人ががれきの中から生きて救出された。
社会的、政治的な緊張も報道に表れている。ベネズエラ暫定指導者デルシー・ロドリゲスは連帯を呼びかけた一方、米国はシモン・ボリバル国際空港の滑走路1本を使用可能にし、軍用機と海軍艦艇が沖合で支援に当たっていると明らかにした。こうした措置は、大規模災害がいかに急速に国際的な救援活動へと発展し得るかを浮き彫りにしている。
死者数は今後さらに増える可能性がある。国連の人道問題担当責任者は、さらに多くの遺体が発見される恐れがあると警告し、報道は、多数の行方不明者が今もがれきの下にいるか、各種サービスから遮断されている可能性があると指摘した。災害の規模と国家の対応力の弱さを考えれば、現在の人数がすでに最終的な数字だと楽観視する余地はほとんどない。
すでに明らかなのは、ベネズエラが過去1世紀余りで最悪級の地震に見舞われたということだ。報告された損失は倒壊した建物にとどまらず、もともと逼迫していた体制全体に及び、公衆衛生、避難場所、衛生環境が現在、深刻な圧力にさらされている。
被害額の推計は災害の経済的規模を示しているが、より差し迫っているのは人的被害だ。多数の死者、数万人の行方不明者、影響を受ける可能性のある数百万人という状況により、これは単なる地質学上の出来事ではなく、長期的な人道危機となっている。



