スペインは2026年7月6日、ポルトガルを1―0で破ってFIFAワールドカップ準々決勝に進出し、大会で6試合連続の無失点を達成した史上初のチームとなった。ダラスで行われた試合では、両チームがそれまでの好機を得点につなげられない中、ミケル・メリノが終盤に決勝点を挙げた。

この完封は、2026年大会でスペインが5試合中5試合で達成したものだった。その記録は2022年ワールドカップから続いており、2大会を通じて6試合連続無失点となった。GKウナイ・シモンはポルトガル戦で90分間フル出場し、ワールドカップで失点を許していない自身の連続時間を609分に伸ばした。

シモンはスペインがオーストリアに3―0で勝利した試合で、すでに従来の個人記録を更新していた。その試合で連続無失点は519分となり、イタリアのワルテル・ゼンガが保持していた517分を2分上回った。ポルトガル戦でも無失点だったことで記録の差はさらに広がり、個人のGK記録とチームの6試合連続記録が並び立つことになった。

決勝トーナメント1回戦は、メリノが終盤にゴールを決めるまで無得点のまま推移した。ポルトガルはブルーノ・フェルナンデスやクリスティアーノ・ロナウドらを通じて好機をつくったが、決めることができなかった。最後の好機の一つには、外れたフリーキックもあった。その後、スペインが試合を締めくくった。証拠はスコアと無失点記録を裏付けているが、結果をGKの働きだけに帰してはいない。スペインの守備記録はチームとしての統計だった。

この敗戦でポルトガルは大会から敗退した。ロナウドは事前に、2026年大会が自身最後のワールドカップになると述べていたが、代表での今後について、それ以上は明らかにしていなかった。今大会では5試合で3得点を挙げ、ワールドカップ通算27試合11得点で大会を終えた。

ロナウドが出場したワールドカップでのポルトガルの成績は、2006年の4位から、その後の大会でのグループステージ敗退や決勝トーナメント敗退までさまざまだった。2022年には準々決勝に進出した。こうした結果は今回の敗戦を巡る感情の背景となったが、スペインが今回達成したことを変えるものではなく、ロナウドが次にどのような決断をするかを確定させるものでもなかった。

スペインにとって、この勝利は勝ち上がりと、相互に関連する2つの守備面での節目を同時にもたらした。ワールドカップ6試合連続無失点は報道で挙げられたチーム記録となり、シモンは個人最長の連続無失点時間を609分に伸ばした。7月6日に両チームを分けたのはメリノのゴールだった。1―0のリードを守ったことで、両記録は準々決勝まで継続し、スペインにはこの連続記録にもう1試合を加える機会が生まれた。