発生日:2026年7月7日

フランスのエマニュエル・マクロン大統領がシリアを公式訪問していた際、ダマスカスのフォーシーズンズ・ホテル付近で2回の爆発があり、少なくとも18人が負傷した。シリア内務省によると、負傷者には警察官4人が含まれていた。当初の公式発表では死者は報告されなかった。

内務省によると、一つの爆発物はごみ容器に、もう一つは駐車中の車に仕掛けられていた。現場の画像には、炎上する車両、路上の血痕、観光省と国立博物館付近の煙が写っていた。当局は容疑者や犯行声明について公表しなかった。

爆発発生時、マクロン氏は大統領宮殿でシリアのアフマド・アル・シャラア大統領と会談していた。フランス政府当局者は、同氏は無事で、会談は続行されたと述べた。ホテル周辺はフランス代表団と関連していたが、爆発物がマクロン氏または一行を明確に標的としていたことを示す証拠はなかった。

今回の攻撃は、ダマスカスで1週間以内に起きた2件目の攻撃だった。それ以前には、司法宮殿付近のカフェに仕掛けられた爆発物により少なくとも10人が死亡し、20人以上が負傷していた。シリアの首都は比較的平穏だったため、今回の事件は、2024年末のバッシャール・アサド政権崩壊後に支配の確立を目指す当局にとって治安上の課題となった。

爆発にもかかわらず、マクロン氏とアル・シャラア氏は、10年以上を経て大使を復帰させると発表した。フランスは2012年に大使館を閉鎖し、2025年初めに象徴的な形で再開していた。両首脳は、この大使交換を正式な関係再構築における節目だと表現した。

今回の訪問では、フランスおよびフランス企業との間で12件を超える合意も成立した。事業には、ホムスの水道・電力システムの復旧、シリア中央銀行の改革に向けた技術支援、ダマスカス空港の貨物施設の改善が含まれた。別の取り決めにより、リファート・アサドに関連する約5,100万ユーロの不正資産の返還も始まった。

マクロン氏は、アサド政権下で科された西側諸国の制裁の多くを解除することを支持していた。14年間に及ぶ紛争で約50万人が死亡し、数百万人が避難を余儀なくされ、インフラが甚大な被害を受けたシリアは、国外からの大規模な資本を必要としている。新政府は、復興には提携が不可欠だと位置付ける一方、少数派や、アル・シャラア氏がかつてアルカイダ系組織を率いていたことを警戒する各国政府の安心を得ようとしている。

爆発は大統領会談や外交上の発表を阻止できなかったが、政治的な関係正常化と現地の治安との隔たりを浮き彫りにした。誰が爆発物を仕掛けたのか、最近の二つの攻撃に関連があるのか、当局が公共の場所をどのように守るのかを解明することが、ダマスカスが掲げる移行プロセスへの信頼を左右することになる。

シリア外務省当局者は、犯行に関与した者を裁きにかけると約束し、今回の攻撃によって国際的な提携が頓挫することはないと述べた。この確約は、逮捕、証拠、捜査内容の公表を待つ段階にある政府の公約にとどまっていた。