事件日:2026年7月8日
欧州議会議員72人は、米国代表FWフォラリン・バログンに科された1試合の出場停止処分を統括団体が解除したことを受け、欧州連合(EU)全域の各国サッカー連盟に対し、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に関する調査を支持するよう求めた。
バログンはボスニア・ヘルツェゴビナ戦で退場処分を受け、自動的に出場停止となっていた。ドナルド・トランプはその翌週木曜日、処分撤回を求めてインファンティーノに連絡した。4日後、FIFAの規律委員会は、ベルギーとの重要な試合に同選手が出場することを認めた。インファンティーノは以前、委員会の決定に影響を及ぼしたことを否定している。
議員らはEU加盟27カ国すべてのサッカー連盟に要請を送った。FIFAの倫理規定の適用を受ける各国協会は、幹部の説明責任も求めるべきだと主張した。欧州刷新(Renew Europe)所属のバリー・アンドリュース議員が書簡を作成し、大会途中でレッドカードに伴う制裁を変更したことはスポーツの公正さに反すると説明するとともに、FIFAがトランプ政権に屈したと非難した。
FIFAは、この新たな書簡に関するコメント要請に直ちには応じなかった。米国はベルギー戦でバログンを起用したが、4対1で敗れた。ベルギーの選手らは4点目を決めた際、米大統領のダンスをまねて祝い、規律上の決定をめぐる疑問にすでに包まれていた試合に、目に見える政治的要素を加えた。
7月8日の要請は、欧州議員が2週間以内にFIFAへ送った3通目の書簡だった。アンドリュースは以前、インファンティーノがFIFAの政治的中立性に関する規則に違反したかどうかを調査するよう求めていた。欧州刷新所属のペトラス・アウシュトレビチュス議員による別の書簡は、10月に予定されているU-15ワールドカップへのロシア関係者の参加をFIFAが認めたことに異議を唱えた。
これら先行する取り組みには、それぞれ50人と44人が署名した。今回の要請には、6つの議会会派から72人が加わり、その段階で説明されていた3件の議会による取り組みの中で最も幅広いものとなった。会派を超えた支持そのものがFIFAの正式な手続きを開始させるわけではなく、各国連盟に対し、手続き開始を求める声に加わるよう要請するものだった。
この論争では、未解決の二つの問題が区別される。規律委員会がバログンの自動的な出場停止をなぜ解除したのか、そしてトランプから電話を受けた後、インファンティーノが何らかの役割を果たしたのかという点だ。議員らは一連の経緯を独立した精査の根拠とみなした一方、インファンティーノは以前、介入したとの疑惑を否定していた。不正行為があったとの認定は報告されていない。したがって、この書簡はFIFAに対する政治および組織統治上の異議申し立てであり、その会長や規律委員会に対する確定的な判断ではなかった。
最新の書簡は、インファンティーノの中立性に関する以前の要請より22人、U-15大会に関する書簡より28人多くの署名を集めた。これらの比較は議会内の支持拡大を示しているが、署名者にFIFAの規律上の裁定を覆す権限があるとは明記されていない。彼らが選んだ手段は、FIFAの組織内にある各国協会に圧力をかけることだった。



