事件日:2026年7月8日。
シリア当局は、前日にダマスカス中心部で2回の爆発があり、1人が死亡、少なくとも36人が負傷したと発表した。この攻撃は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領によるシリア首都訪問と重なった。
更新された人数は、保健省の情報としてシリア国営通信が伝えた。同省によると、負傷者のうち31人は軽傷だった。ほかの5人は入院し、容体は安定していた。
爆発は観光省とフォーシーズンズ・ホテルの近くで起きた。マクロンは前夜に同ホテルに宿泊していたが、大統領府によると、装置が爆発した時点ではすでにシリア大統領府に向けて出発しており、爆発音は聞かなかった。
シリア内務省によると、爆発物の一つは道路脇に駐車していた車両内に置かれ、もう一つはごみ容器に仕掛けられていた。同省は、装置を解体する準備が進められていた際に爆発したと説明した。当初の発表には、攻撃主体についての判断は含まれていなかった。
マクロンは予定を続行した。シリアのアフマド・アル・シャラア大統領とともに姿を見せ、攻撃によって訪問を頓挫させるべきではないと述べた。アル・シャラアは、予定通り訪問を続けたフランス大統領を称賛した。欧州連合(EU)加盟国の国家元首による訪問は、バッシャール・アル・アサドが2024年に権力の座を追われて以来、初めてだった。
爆破事件は、ダマスカスとパリの関係深化を目的とする機会に、安全保障上の難題を加えた。シリアのアサード・アル・シャイバニ外相は、今回の訪問を両国関係における重要な節目だと説明した。両国は、民間航空、保健、銀行、水道インフラ、道路などの分野を対象とする15件の協定に署名した。アル・シャラアは、フランスがシリアの主要なパートナーになることを望むと述べた。
今回の爆発は、首都で起きた別の死者を伴う事件にも続くものだった。同じ報告によると、その5日前にはダマスカスのカフェが攻撃され、10人が死亡した。相次いだことで、シリアの政治的移行期に、市内の利用者が多い地域を確保する当局の能力に改めて注目が集まった。
マクロンとアル・シャラアはその後、年次NATO首脳会議のためトルコのアンカラへ移動した。外交日程は予定通り続いたが、ダマスカスでの死者と負傷者は、長年の紛争を経て国際社会との関与拡大を目指すシリア政府が直面する治安上の圧力を浮き彫りにした。装置が爆発したのは、欧州首脳による異例の高官訪問中で、その日程に関係する場所の近くだったため、発生時期には重要な意味があった。それでも当局者らは外交日程を維持し、複数の民生分野にわたる協定を発表した一方、死傷者数の更新では、軽傷者と入院治療を必要とした5人を区別した。



