英裁判所、大手自動車メーカーのディーゼル排ガス無効化装置を巡る請求の大半を退ける

ガルフ・ニュースが掲載したAFP報道によると、ロンドンの高等法院は、フォード、メルセデス、日産、ルノー、ステランティスが禁止されたディーゼル排ガス無効化装置を使用したとの請求を退けた。この判断により、ディーゼル排ガス不正問題で最も長く続いてきた訴訟分野の一つについて、法的圧力の大半が取り除かれた一方、損害賠償に関する一部の問題は今後の手続きに残された。

提供された証拠によると、裁判所は無効化装置を巡る中心的な主張について大手自動車メーカー5社に有利な判断を示したが、限定的な違反と賠償の可能性については引き続き審理されている。この区別は極めて重要だ。このような訴訟では、判決によって法的な争点が大幅に狭まっても、訴訟全体が完全に終わるとは限らない。主要な請求が棄却されても、ソフトウェアの戦略、情報開示、または係争中のより限定的な違反疑惑を巡るあらゆる技術的争いが必ずしも解決するわけではない。

この判断は、名指しされた企業だけでなく、自動車業界全体にとっても重要である。ディーゼルゲート事件は、規制当局、裁判所、メーカーが排出ガス規制への適合をどう考えるかをすでに一変させた。ロンドンの裁判所がこの種の請求の最大部分を退けたことは、当初の不祥事で排出ガスシステムの広範な操作が明るみに出てから何年たっても、禁止された無効化装置の使用を立証するための法的基準が依然として高いことを示している。

自動車利用者、投資家、規制当局にとって、当面の影響は劇的というより手続き上のものになる可能性が高い。株主は、この判断によって訴訟リスクと和解に伴う潜在的負担が軽減されるかに注目するだろう。原告側は、第2段階の審理で何がなお存続しているか、特に特定の戦略や、より小規模な賠償区分に結び付く請求に焦点を当てるだろう。規制当局は、排出ガス訴訟における技術的証拠を法廷での立証へ結び付けることの難しさを改めて示す事例として、この訴訟を受け止める可能性がある。

情報源の抜粋では、裁判官、判決理由の全文、なお検討中の損害賠償額、第2段階の審理の日程は明らかにされていない。こうした情報の欠落は重要だ。この判断の意味は、判決文と、残された争点が手続き上どのように整理されるかに左右されるためである。それでも、確認された核心部分は明確な報道を裏付けるのに十分だ。裁判所は5社に対する無効化装置を巡る請求の大半を退けたが、訴訟は完全には終わっていない。

長期化したディーゼル排ガス問題から得られるより広範な教訓は、最初の暴露から長い年月がたっても、法的・評判上の影響が続くということだ。メーカーが訴訟の主要部分で勝訴した場合でも、過去のソフトウェアと排出ガスを巡る判断が法律に適合していたことを証明するよう業界に求める圧力は残る。今回の判断は最終結論というより、この長いプロセスにおけるもう一つの段階であるように見える。

今回の判断は、将来のディーゼル関連請求がどのように申し立てられるかにも影響を与える可能性がある。排出ガス訴訟の原告は多くの場合、ソフトウェアが特定の挙動をしたことだけでなく、その挙動が問題となる法域と期間において法的な一線を越えたことも示す必要がある。裁判所は請求の大半を退けたことで、同様の訴訟に関するその基準を引き上げたか、少なくとも明確にしたように見える。

関係企業にとっては、法廷での結果が改善しても、ディーゼルゲートによる評判への損害は残る。投資家や消費者は、個々の請求を巡る法的な区別だけでなく、より大きな不祥事を記憶する傾向がある。したがって、今回の判決は責任の範囲を狭めるものの、排出ガスソフトウェアの時代について説明責任を果たすという業界の義務を消し去るものではない。