出来事の日付:2026年7月15日。 米中央軍によると、米軍はイランのハールク島へ向かって航行していたキュラソー船籍の石油タンカーを航行不能にした。M/Tベルマは、イランの港湾および沿岸地域を発着する船舶を対象とした米国の海上封鎖の最中、停止するよう繰り返し出された指示を無視していた。
中央軍の声明とともに公開された18秒間の映像には、米軍機が同船の煙突にミサイルを発射する様子が映っていた。同軍は、この措置によって船が航行不能になったと述べたが、提供された報道は、負傷者の有無、原油流出の有無、その後乗組員がどうなったかについて言及していなかった。タンカー運航会社側の説明も含まれていなかった。
ベルマは、海上封鎖が火曜日に再開されて以降、米軍によって航行不能にされた最初の商船となった。中央軍によると、ほかの2隻は米国の警告に従い、別の目的地へ向けられた。同軍は、制限を全面的に執行する用意を維持していると述べた。
ワシントンは、ホルムズ海峡の航行をめぐる新たな戦闘を受けて海上封鎖を再開した。直前の週末に米国がイランを攻撃したのは、この海峡を利用する商船をイランが攻撃したことを受けたものだった。イランは、無法な船舶と呼ぶタンカー2隻が規制航路に入り、警告を無視したため攻撃したと述べた。提供された資料は、こうしたイランの主張を独自に評価していなかった。
両国政府は、紛争を止めるため前月に署名された了解覚書を相手側が破ったと互いに非難した。海上封鎖の再開とベルマの航行不能化は、この取り決めがいかに急速に崩壊し、商船が軍事的な執行の直接の対象となったかを示した。
ハールク島はペルシャ湾にあるイランの港湾目的地である。中央軍は、警告が出された際、同船はそこへ向かっていたと説明した。同軍は、タンカーの積み荷、所有者、傭船者、または攻撃時点で島からどの程度離れていたかを明らかにしなかった。したがって、船籍と航路から確認できるのは同船の身元と進行方向であり、航海の商業上の目的ではない。
煙突を使用不能にすれば推進機能や安全運航に影響を与え得るが、短い映像と軍の声明は、被害状況の完全な調査結果を示していなかった。確認された説明は、中央軍自身の発表と映像に限られる。すなわち、停止命令が繰り返し出され、タンカーはイランの港へ向けて航行を続け、米軍機が同船を攻撃し、米当局が同船を航行不能と認定したというものだ。状況と人的影響に関する独立した確認情報は、資料一式には含まれていなかった。
封鎖は双方向に適用され、イランの港へ向かう船舶だけでなく、そこから出航する船舶も対象となる。今回、中央軍はイランへ向かう航海だったと説明した。進路を変更させられた2隻は、命令に従えば攻撃ではなく迂回で済む可能性を示した一方、ベルマの事例は、繰り返し拒否した後に同軍が科した結果を示した。



