イラン裁判所、英国人受刑者クレイグ・フォアマンの刑期を延長 ハンガーストライキは2カ月目に

スパイ罪でイランに収監されている英国人男性について、家族によると、禁錮10年の刑期が2年延長された。クレイグ・フォアマンと妻のリンジー・フォアマンがともにハンガーストライキを続けるなか、2人の行く末への懸念が深まっている。

CBSニュースによると、家族は「極めて憂慮すべき報告」とする情報を受け取った。それによれば、52歳のクレイグ・フォアマンは裁判官の前に連れ出され、刑期が延長されたと告げられた。家族は、延長は彼がメディアに話した後に行われたとしている。リンジーの息子で家族の広報役を務めるジョー・ベネットは、フォアマンが事前の通知なく移送され、弁護士と通訳を認められず、自らを弁護する機会も与えられなかったと述べた。これらは重大な主張だが、提示された資料では家族側の主張であり、イラン当局による独立した確認は取れていない。

夫婦は欧州からアジアへオートバイで旅行中だった2025年1月に逮捕され、2月にスパイ罪で有罪判決を受けた。家族、英国当局者、国連専門家はいずれも、この容疑には根拠がないとして退けている。2人は18カ月以上拘束され、その多くをテヘランのエビン刑務所で過ごしてきた。この事件は、イランが外国人拘束者に対して、争いのあるスパイ罪で訴追する事例の中でも、より広く知られるものの一つとなっている。

ハンガーストライキは、この法的紛争に人道的な側面を加えている。家族によると、クレイグ・フォアマンは5月9日に食事を拒み始め、リンジー・フォアマンも5月18日に加わった。これは、2025年11月の別の抗議行動に続く、2度目のハンガーストライキだった。家族は、2人とも体重が大幅に減り、健康状態が悪化していると述べている。また、再び食事を取るよう求める親族からの手紙も、刑務所内の2人に届いていないという。

英外務省はCBSニュースに対し、報告された刑期延長についてイラン当局に緊急に確認していると述べた。これは、この事件がロンドンにとって引き続き重要な外交上の懸案であることを示しているが、提示された資料には、正式な解決や新たな領事面会が実現したとの記載はない。

国連の専門家らはすでに、2人は不当に拘束され、基本的な公正な裁判の保障を満たさない手続きを経て刑を言い渡されたとみられるとして、イランに釈放を求めている。家族によると、2人は5月以降、再び家族との通話もできなくなり、HRANAによれば適切な医療も受けていない。

報道から浮かび上がるのは、密接に結び付いた一連の圧力だ。争いのあるスパイ罪での有罪判決、刑期が延長されたとの主張、続行中のハンガーストライキ、そして時間とともに深刻さを増す事件に国際社会の関心をつなぎ留めようとする家族である。法的事実についてはなお争いがあるが、人間への影響には疑いがない。家族は拘束中の2人がともに衰弱していると述べ、慈悲、弁護士へのアクセス、そして2人を帰国させるための政治的働きかけを求めている。