出来事の日付:2026年7月28日。 南シナ海でベトナムの貨物船が沈没し、48人の生存が確認される一方、行方不明の乗組員14人を捜す多国籍の捜索が続いた。ベトナム当局は新たに3人の生存者が見つかったと発表し、乗船していた62人のうち救助された人数は計48人となった。
一般貨物船Khoi Nguyen 18は土曜日遅く、スプラトリー諸島のファイアリー・クロス礁付近で沈没した。ベトナム外務省は、同船が悪天候の中で航行していたと述べた。提供された報道によると、乗船者は全員ベトナム人だった。当局は、直近の3人が救助された状況を明らかにしなかった。
ベトナムによると、生存者48人全員が同国側に引き渡された。本土へ帰還する前に医療処置を受けていた。火曜日午後もベトナム、中国、フィリピンが参加して捜索活動が続いていた。中国の船舶、ヘリコプター、付近にいたその他の船が対応に加わった。フィリピン沿岸警備隊はベトナムからの支援要請を受け、航空機と巡視船を派遣し、この派遣を二国間および国際的な海事取り決めに基づく協力と説明した。
最初の対応は土曜日の北京時間18時25分ごろ、中国の救難船Nanhai Jiu 115が遭難信号を検知したことで始まった。同船は約30分後、救命いかだから29人を救助した。その後、ほかの中国救難船が別のいかだからさらに7人を救助し、翌朝にはヘリコプターが2人を救った。日曜日午後の時点で判明していた生存者数は45人で、その後、ベトナム側が更新情報を発表した。
2017年に建造されたKhoi Nguyen 18は、MarineTrafficの船舶自動識別装置(AIS)上では、3月にベトナム付近で最後に確認されていた。大型貨物船は、ベトナムも加盟する国連の海上安全条約に基づき、船の識別情報、位置、針路が送信されるようAIS機器を稼働させておくことを義務付けられている。同船がより最近に検知されなかった理由や、トランスポンダーの状態が緊急事態の一因となったかどうかは、証拠からは明らかになっていない。
ファイアリー・クロス礁は、領有権が争われているスプラトリー諸島の一角に中国が造成した人工島であり、軍事施設でもある。中国は南シナ海のほぼ全域の領有権を主張している一方、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾の主張も重複している。より広範なこの水路では、年間約5兆ドル相当の貿易が行われる。
そうした争いにもかかわらず、当面の活動では、領有権を争う国々の部隊が同じ救助目的に向けて行動した。沈没から数日たっても14人の行方が分からない中、各チームは礁周辺の海域で捜索を続け、ベトナム当局はすでに救助された人々のケアに当たった。
周辺の主権を巡る争いは、海上での実務的な連携を妨げなかった。ベトナムは自国の対応部隊を動員し、中国は礁付近に船舶とヘリコプターを投入し、フィリピンは正式な要請を受けて部隊を派遣した。情報源は、その支援に政治的な条件が付いていたとも、捜索の指揮権を巡る意見の相違があったとも報じていない。



