発生日:2026年7月30日

ポーランド当局によると、ウクライナに対する夜間の大規模攻撃中、武装したロシア製Kh-101巡航ミサイルがポーランド領空に入り、ルブリン地方のタルナバ・コロニア近郊の畑に落下した。現場で負傷者や物的損害は報告されなかったが、この領空侵犯を受け、ポーランド軍と同盟軍は空と地上の防衛態勢を作動させた。

ポーランド軍は現地時間午前3時40分ごろ、物体が領空に入ったことを探知した。識別して迎撃するためF-16が派遣されたが、物体は6分後にレーダーから消えた。その後、落下地点を確認するため軍用ヘリコプターが派遣された。捜査当局は、無人の畑で残骸と幅約10メートルのクレーターを発見した。

ドナルド・トゥスク首相は、国防・内務当局の高官らとともに現地を訪れた。首相は、入手可能な証拠はロシア製Kh-101であることを示していると述べる一方、捜査当局がなお調査を完了する必要があると注意を促した。ポーランドのツェザリ・トムチク国防副大臣はその後、ミサイルの種類を確認し、この出来事を同盟に対する意図的な試験だと表現した。

提供された報道によると、この領空侵犯は、ロシアがウクライナに向けて巡航・弾道・極超音速ミサイル74発と、シャヘド型ドローン284機を発射している最中に起きた。この攻撃はウクライナの6地域を襲い、少なくとも8人が死亡、50人以上が負傷した。ウクライナの防空部隊は飛来した兵器の多くを迎撃した。トムチク氏は、ウクライナ軍が撃墜するまでに約20発のロシア製ミサイルがポーランド方面へ飛行していたと述べた。

ウクライナの戦闘機は国境を越えたミサイルを追尾したが、ポーランド領空に達する直前に方向を変え、ポーランド戦闘機から敵機と誤認される危険を回避した。対応を支援したNATOの航空機には、戦闘機、空中早期警戒機、空中給油機が含まれていた。

NATOのマルク・ルッテ事務総長は、この出来事を無謀だと非難し、ロシアの戦争が生み出した、より広範な危険と関連付けた。この出来事は、NATO東部側面でミサイルやドローンが関係する一連の領空侵犯に新たに加わった。ポーランドは、隣国ウクライナへの大規模攻撃の際、繰り返し即応態勢を引き上げてきた。

この事件を受け、ウクライナの防空能力強化をめぐるワルシャワでの議論も再燃した。トゥスク首相は、ロシアの兵器が国境に近づく前に迎撃することはポーランドの安全保障向上にもつながり得るとして、パトリオット・ミサイルの追加供与を検討すると述べた。

ポーランド当局によると、物体がレーダーから消えた後、ルブリンと周辺地域で警報サイレンが鳴った。地上の捜索救助要員やその他の機関が現場に派遣された。軍によると、ミサイルが地面に衝突した時点で戦闘機は落下地点に到達しており、ミサイルが飛行を続けていれば、司令官らは撃墜命令を検討していたという。