過去の事案発生日:2026年7月31日。

スリランカで長年執行されていない死刑制度が、同国の元警察長官プジット・ジャヤスンダラ氏に特別法廷が死刑判決を言い渡したことで、再び注目を集めた。この事件は、攻撃そのものへの関与ではなく、2019年の復活祭の日曜日に起きた爆破事件前の同氏の行動をめぐるものだった。

判決は裁判官3人による合議体が下し、結論は多数決で決まった。裁判官らは、279人の死亡に関連する過失で、元警察長官の同氏(66)を有罪とした。2019年4月21日、襲撃犯が3カ所の教会と3軒のホテルを攻撃し、犠牲者には外国人45人が含まれていた。ほかに500人以上が負傷した。

審理の中心となったのは、一連の攻撃前に受け取っていた情報だった。インドの情報機関は2019年4月4日、過激派が自爆攻撃を実行する可能性があるとスリランカに警告していた。裁判所に提出された証拠は、当局者が爆破事件を防ぐような対応を取らなかったことを示した。この事件は、国内を拠点とする過激派組織によるものとされた。

検察は当初、高官らの不手際は極めて重大な犯罪行為に当たるとして、殺人罪で訴追した。しかし、最終的な有罪判決は、279人の死亡につながった過失についてのものだった。この区別は、ジャヤスンダラ氏に量刑が言い渡された根拠を示している。裁判所は、事前警告があったにもかかわらず、公務上の重大な義務違反があったと認定した。

7月の判決は、この事件における以前の判断を覆すものだった。2022年には、ジャヤスンダラ氏と、攻撃当時に国防次官を務めていたヘマシリ・フェルナンド氏が無罪となっていた。国はこの判断を不服として争い、その結果、ジャヤスンダラ氏に対する新たな判決が下された。提供された記事は、上訴手続きがフェルナンド氏にとって何を意味したのかを伝えていない。

元当局者2人はいずれも2019年に拘束され、保釈されるまで4カ月間勾留された。その後、2人は議会の調査で、当時のマイトリパーラ・シリセナ大統領が国家安全保障上の警告を評価するために定められた手続きを守らなかったと証言した。シリセナ氏は当時、国防と法秩序の担当も兼ねていた。ジャヤスンダラ氏とフェルナンド氏は、同氏が脅威を十分に重視しなかったと主張したが、これらは2人の当局者による証言だった。

ジャヤスンダラ氏には、スリランカ最高裁判所に上訴する権利がある。また、この判決は、近く死刑が執行される見込みであることを意味しない。裁判所は死刑判決を出し続けているものの、同国では非公式の執行停止措置の下、1976年以降一度も執行されていない。

政府が2月に議会へ示した数字によると、約800人の受刑者が死刑判決を受けていた。こうした刑罰は通常、終身刑に減刑される。このような背景から、今回の判決は、責任を厳しく宣告する一方、さらに審理を受ける道があり、死刑を執行しないという国の慣行も存在するものとなっている。