発生日:2026年8月2日

ギリシャのアッティカ県とボイオティア県の境界で発生した大規模な山火事への対応中、消火ヘリコプター2機が空中で衝突し、乗員2人が死亡した。衝突はアテネから西へ約65キロの地点で発生した。リースされたベル製ヘリコプターは、広範囲で猛暑と避難が続くなか、火災の封じ込め活動を支援していた。

死亡したのはデンマーク人パイロットと、ギリシャ消防当局の連絡官だった。2機目のヘリコプターに乗っていた英国人パイロットと、もう1人のギリシャ人連絡官は軽傷で生存した。市民保護省の情報筋によると、2人は意識があり、念のため24時間の経過観察のため入院した。氏名は公表されていなかった。

現場付近の映像には、一方のヘリコプターがもう一方の機体のローター系統に接触する様子が映っていた。その後、1機が炎上して峡谷へ墜落した。2機目は、背の低い植生に覆われた地域に緊急着陸することができた。ギリシャのメディアは、生存した2人が直ちに当局へ通報し、救助隊を墜落地点へ誘導するのを手伝ったと報じた。

ギリシャ消防当局は、両機がオーストラリア企業マクダーモット・アビエーションからのリースで運航されていたと発表した。救助隊は当初、一方の機体の乗員を生存した状態で救出したが、もう一方の機体の搭乗者は意識不明の状態で発見され、後に死亡が確認された。創業者兼社長のジョン・マクダーモット氏は、同社が関係当局の調査に協力していると述べ、被害を受けた人々に哀悼の意を表した。

同省の情報筋によると、衝突後、ギリシャで運航するすべてのベル製ヘリコプターが手順に従って飛行停止となった。エリクソン・エアクレーンやチヌークのヘリコプター、カナディア製の水上爆撃機など、ほかの航空機は消火活動を続けた。生存した英国人は民間で雇われた季節契約のパイロットで、英国からの派遣要員ではなく、ギリシャは英国に支援を要請していなかった。

キリアコス・ミツォタキス首相は死亡を悼み、犠牲者2人の遺族に哀悼の意を表した。事故が起きた時点で、ポルト・ゲルメノ、プサタ、フォキダ、メガラ、ケファロニアを含む複数の地域では、直前の72時間にわたり500人を超える消防士が活動していたと報じられている。ギリシャでは火災の拡大に伴い、大規模な避難も実施されていた。フランスとスペインでも最近、ボルドーとマドリード付近で大規模な火災が発生しており、鎮圧後、避難していた住民が帰宅し始めていた。公表された記事では、2機のヘリコプターが接触した理由について正式な調査結果は示されていなかった。

ベル製機の運航停止後も、ほかの種類のヘリコプターや固定翼の水上爆撃機を使って山火事への対応は続けられた。この区別が重要なのは、安全上の措置が特定の航空機区分に適用されたのであって、ギリシャの航空消火活動全体が停止されたわけではないためだ。当局は、機械的要因、運用上の要因、視界の状況のいずれかが接触の一因となったかどうかを発表していなかった。