出来事の日付:2026年8月5日。 ロシアによる夜間のミサイル・ドローン攻撃で、キーウとその周辺では少なくとも17人が死亡し、数十人が負傷した。これを受け、ウクライナは弾道ミサイルを迎撃できるシステムの供与を改めて強く求めている。

ウクライナ空軍の暫定集計によると、ドローン115機が発射され、そのうち98機が撃墜された。攻撃に使用された弾道ミサイルは1発も迎撃されなかった。ウクライナ当局は、午前0時すぎに攻撃が始まった後、7カ所への着弾を報告した。救助隊は被害現場を捜索し、負傷者の手当てに当たった。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、民間施設が一斉攻撃の矢面に立たされたと述べた。標的になった、または被害を受けたと報告された場所には、ビール醸造所、建築資材を保管する倉庫、鉄道駅が含まれていた。キーウ中心部近くで倒壊した倉庫からは、2人が生存した状態で救出された。救急車の運転手も負傷者に含まれ、負傷した4人は重体とされた。

ホームセンター大手エピツェントルが運営する施設を含む、倉庫や工業施設で火災が発生した。集合住宅の近くに残骸が落下し、アンモニア漏れを受けて緊急対応が行われた。キーウ市長のビタリ・クリチコは、救助活動が続く中、今なおがれきの下に閉じ込められている人がいる可能性があると述べた。このため、死傷者数は今後修正される可能性が残っている。

ロシア国防省は、自国軍が軍事目的に使われている物流拠点と補給施設を攻撃したと発表した。ウクライナ当局は、その夜の被害をそのように広く位置付ける見方を退け、被害を受けた場所は主に民間施設だったと説明した。提示された証拠だけでは各施設の用途を独立してすべて確認できなかったが、報告された死者、負傷者、被害は、前線から離れた地域にも甚大な影響が及んだことを示した。

ゼレンスキーは、今回の結果を弾道ミサイル迎撃用のミサイル、特に米国製パトリオットシステムで使われるミサイルの不足と結び付けた。同氏によると、2026年上半期にウクライナへ供与された防空装備は、2025年の水準の3分の1に落ち込んだ。ウクライナとイランの双方で戦争が続く中、世界的な需要が増加し、限られた在庫を巡る競争が生じている。

欧州の首脳らは攻撃を非難し、モスクワへの圧力をさらに強めるよう求めた。欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は、ロシアが破壊の費用を負担すべきだと述べ、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は追加制裁とウクライナへの軍事支援強化を支持した。

この攻撃は、安全保障状況の悪化を理由に、当局が東部ドネツク州のクラマトルスクから子どものいる家族に退避するよう命じる中で起きた。退避命令とキーウへの攻撃は、前線付近で続く圧力と、そのはるか後方にある都市への度重なる長距離攻撃という、ウクライナが直面する二重の脅威を浮き彫りにした。

ウクライナはまた、2026年初頭の防空ミサイル供給量が前年から急減したと述べた。この比較は供与量に関するものであり、明らかにされていないウクライナの備蓄総量を指すものではない。それでも、キーウが迎撃ミサイルの供与要請と、ロシアの弾道ミサイル製造に使われる部品への制裁要求を併せて行った理由を説明するものとなった。