発生日:2026年8月7日
米国防総省は、未確認異常現象に関する機密解除記録を新たに公開し、年初に始まった情報開示の取り組みに41ファイルを追加した。
資料には十数本の動画、画像3点、約20件のPDF文書が含まれている。対象時期は1953年から2026年に及ぶ。国防総省は5月8日に最初の161ファイルをオンライン公開し、その後、情報開示を求めるドナルド・トランプ大統領の大統領令を受け、5回に分けて記録を公表した。国防総省のショーン・パーネル報道官は、今後も文書を順次公開すると述べた。
新たに公開された動画には、2021年にオマーン湾上空で記録されたセンサー映像がある。不規則な軌道を進む、暗く低温の球体と説明される物体が映っている。付随する説明では、物体の直径は約4フィート、すなわち1.2メートルと推定されている。UAPは、空中、陸上、または水中で発生し得る説明のつかない観測事象を指す、政府および科学分野の用語である。
2025年に中東の非公開地点で米軍のセンサーによって記録された別の映像には、住宅地とみられる区域の上空を横切る丸い物体が映っている。2019年に太平洋上で撮影された別の映像では、黒い球体が画面外へ下降した後、ゆっくりと画面を横切りながら再び現れる。その映像に添付された文書によると、センサー画面を携帯型機器で撮影しており、その過程が映像に見られるちらつきの一部を説明できる可能性がある。
今回の公開資料は、冷戦初期の事例にもさかのぼる。1953年の覚書で、米海軍写真判読センターは、1950年にモンタナ州、1952年にユタ州で撮影されたフィルムを評価した。同センターは、明るさの増加に伴って物体の大きさが変化したように見えると報告し、観測された特徴は自然現象と整合しないと判断した。この結論は分析官らの評価を記録したものであり、その物体が何であったかを確定するものではない。
ほかのファイルには、機器による測定値ではなく目撃者の証言が保存されている。したがって、この資料群はセンサーによる観測と、個々の目撃者が提出した記憶に基づく証言を組み合わせたものだ。機密解除されたFBI文書には、元軍用機パイロットが2023年10月以降、ボストンとダブリン間の飛行中に白い光を目撃したとの報告が記されている。パイロットは、光が明るくなったり薄れたりし、ときには方向を変えたりする現象が繰り返し起きたと説明した。
公開された3点の画像は写真ではなく、再現図である。そのうち1点は、元米軍人2人による2011年の遭遇証言に基づき、各頂点に光がある大きな暗色の三角形を描いている。これらの多様な記録は全体として公開資料を拡充するものだが、公開されたこと自体で、報告された物体の起源が解明されるわけではない。



