発表日:2026年8月15日。 イランとオマーンは、ホルムズ海峡を通過する船舶を誘導するための航路図で合意したと、イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官が述べた。沿岸国である両国は、戦略的要衝における海上安全に焦点を当てた数週間の技術協議を経て、この取り決めに達した。

バガイによると、直近3週間の意見交換で前向きな進展が得られた。一方、サウジ・ガゼットの報道では、この協議は6月18日の覚書を受けて始まった3カ月間のプロセスの一環と位置づけられた。バガイの説明によると、イランの外務、国防、安全保障、環境の各機関が航路の策定に参加した。

交渉は完全には終了していない。テヘランとマスカットは、両政府による声明の文言を含む他の問題について、なお調整を続けていた。バガイは、航行計画はそうした未解決の問題とは別のものであり、イランとオマーンの主権を尊重しつつ通航を保護するために設計された二国間の仕組みだと説明した。

イランの報道官はまた、通常の商業交通が完全に戻るかどうかを、ワシントンとのより広範な対立と結び付けた。米国による海運制裁、軍事活動、そしてテヘランが海上封鎖と呼ぶ措置が、依然として安全の完全な回復を妨げていると主張した。また、米国は自らの約束に対する違反とされる行為に対処しなければならないと述べた。これらはイラン側の主張であり、提供された証拠には米国側の反応は含まれていなかった。

海運の混乱と同時に、イランの貿易は著しく縮小している。イランの貿易当局者は、会計年度最初の4カ月に当たる3月21日から7月22日まで、非石油部門の輸入と輸出がそれぞれ約30%減少したと報告した。中国の記録によると、3月から6月までの対イラン貿易額は8億2300万ドルを下回り、前年同期の約4分の1だった。入手可能な統計は、トルコやインドとの貿易も大幅に減少したことを示したが、インドによるイランからの購入は逆に増加した。

航路の利用が難しくなるにつれて、輸送費は上昇した。イラン・中国商工会議所のマジドレザ・ハリリ会頭によると、中国からイランへ陸路または海路で物資を運ぶ費用は戦前の4倍となり、コンテナ1個当たり最大1万3000ドルに達した。イランは戦争開始後、詳細な税関統計の公表を縮小しており、全体像の把握が困難になっている。

ホルムズ海峡は、実際の海運改善の取り組みと政治的対立の双方の中心に位置する。イランとオマーンの航路図は船舶に提案される経路を定めるものだが、バガイの発言は、隣国間の合意を実施するだけでは、通常の交通に影響を及ぼす制裁、封鎖、安全保障をめぐる対立が解決するわけではないことを示している。

インドとイランの医薬品供給関係も影響を受けた。イランの保健相によると、インドは原材料の出荷を一時停止し、インド船舶の安全な通航を再開の条件とした。この説明では、コンテナ費用の上昇や二国間貿易量の減少と並び、海運上の不安が通常の貿易に波及したもう一つの例として示された。