ウクライナの救急当局によると、8月19日未明、キーウはロシアによる大規模な複合攻撃を受け、少なくとも17人が死亡、40人以上が負傷した。攻撃により、首都各地の集合住宅、倉庫、重要インフラが損傷した。
ウクライナ空軍は、ロシアが弾道ミサイル、巡航ミサイルまたは空対地ミサイル46発、ドローン168機を使用したと発表した。巡航ミサイル41発とドローン145機を迎撃または無力化し、28カ所で着弾が記録されたとしている。空軍は、発射または迎撃された弾道ミサイルの数を公表しなかった。
スビャトシン地区、ソロミャン地区、ダルニツァ地区で被害が報告された。小児病院と学校も被害を受け、住宅や倉庫では火災が発生した。暖房と給湯の供給に使われるインフラも攻撃で損傷し、キーウ州の一部では数千の物件が停電した。
ビタリ・クリチコ市長は、修理チームが作業する間、デスニャン地区とドニプロ地区の一部で給湯サービスが中断する可能性があると述べた。キーウは8月21日を服喪の日とした。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、この攻撃について、防空網を圧倒することを狙って意図的に組み合わせられた集中攻撃だと説明した。ウクライナの弾道兵器に対する防御はパートナー国からの供給にかかっているとして、パトリオット迎撃ミサイルを改めて要請した。ウクライナ当局は、特殊な迎撃ミサイルの備蓄が限られていると警告している。
ロシア国防省は、この作戦がキーウと周辺地域の軍需産業施設、輸送・物流拠点、倉庫を標的にしたと発表した。ウクライナ当局は、民間住宅や公共施設が被害を受けたと述べた。国連事務総長は攻撃を非難し、事態の激化と人口密集地域への度重なる攻撃に懸念を表明した。
地元当局によると、ウクライナ国内の別の場所への攻撃でも、キーウ州とドネツク州で死者が出た。この夜間攻撃は長距離攻撃の応酬が激化するなかで発生し、ロシアとウクライナはいずれも前線を越えた標的に対する大規模なドローン作戦を報告している。



