発生日:2026年8月22日
北京で開幕した世界ヒューマノイドロボット競技大会で、ヒューマノイドロボットが100メートルを9秒39で走り切った。これはウサイン・ボルトが2009年に樹立した9秒58の人間の世界記録より速いタイムだった。
この短距離走ロボットは、北京を拠点とするX-Humanoidが開発した。同社は、立ち高跳びで2.88メートルに達したロボットも出場させた。主催者とメーカーは、両方の記録を、ハビエル・ソトマヨルが1993年に樹立した走り高跳びの2.45メートルなど、人間の記録を上回るものとして紹介した。ただし、このロボット大会は、人間の陸上競技大会ではなく、独自の機体と形式を用いた技術実演である。
正式開幕前にも別の好記録が出た。スマートフォンメーカーのHonorは、同社のヒューマノイドロボットが試験で100メートルを9秒32で走り、最高速度は毎秒14.5メートルに達したと発表した。提供された報告書は、これらの実演を公認された人間の陸上記録と比較するための正確な計時規則や機械的条件について説明していない。
主催者によると、5日間の大会には2,000体以上のヒューマノイドロボットが参加した。2年目を迎えたプログラムでは、ランニングや重量挙げから卓球、サッカー、綱引きまで、51種目、1,000以上の競技が行われた。中国、ドイツ、日本、米国を含む16カ国が参加した。
会場は、2022年冬季五輪のために建設された北京の国家スピードスケート館だった。両イベントを北京で開催したことで、競技形式の実演と商業展示が同じ週に集中した。ロボット大会は、同じく北京で開かれた2026年世界ロボット大会と同じ週に開幕し、企業はヒューマノイドシステムを含む約3,000点の製品を展示した。大会の開会式では数百体のロボットが隊列を組んで行進し、技術進歩を測る尺度として、運動課題と並んで協調動作が示された。
高跳びの記録は、この大会における前年からの大幅な向上を示した。昨年のヒューマノイドによる立ち高跳びの最高記録は0.95メートルだったのに対し、今回は2.88メートルと報告された。会場で取材を受けた観客は、人間のスポーツでなじみのある動作を行うロボットの急速な進歩を指摘した。
目を引く実演だった一方、報告書で引用された専門家らは、ヒューマノイド機械の利用は依然として研究、パフォーマンス、演出された展示に集中していると警告した。日常環境で広く導入されるには、さらに時間が必要になる。スポーツの記録は、大会環境下での速度、バランス、制御の進歩を示すが、同じ機体がより管理されていない環境で複雑な作業を確実に遂行できることを証明するものではない。
それでも北京大会は、数千体の機体と各国からの参加者を一つの公開競技に集め、中国のロボット産業を大規模に切り取って見せる場となった。



