出来事の日付:2026年8月25日
タンザニアのエマニュエル・ンチンビ副大統領は、9月4日付で辞任し、公的生活から退くと発表した。スワヒリ語でインスタグラムに投稿したメッセージで、ンチンビ氏は、副大統領を交代させたいというサミア・スルフ・ハッサン大統領の意向を、自身が理解したとおりに尊重するための行動だと説明した。
ンチンビ氏は、政界と政府の公職の双方から引退することを選んだと記した。別の人物を副大統領に据えたいのであれば身を引くと、以前ハッサン氏に約束しており、現在、大統領が別の副大統領を求めていると確信するに至ったという。提供された報告が対象とした時点で、大統領府は同氏の声明に対する公式な反応を出していなかった。
発表に先立ち、政権内部の関係をめぐる公の臆測が続いていた。1週間前、与党からの辞任圧力にンチンビ氏が抵抗していると主張する記事を掲載した後、当局は政権に批判的な新聞「ムワナハリシ」を発行停止にした。同紙は匿名の情報源に依拠し、ンチンビ氏とハッサン氏の間に意見の相違があると報じた。そうした主張は、同氏の決断に関する公式説明ではなく、あくまで疑惑のままだった。ンチンビ氏の副大統領在任期間は1年未満だった。
この辞任は、タンザニアの政治・市民活動の空間をめぐる、より広範な議論が続く中でもたらされた。国際的な監視団は、ハッサン氏が98%の得票率を獲得した前年の選挙を批判し、市民的・政治的権利が縮小していると警告した。提供された記述によると、その選挙をめぐる騒乱で数百人が死亡した。
ハッサン氏は、ジョン・マグフリ氏の死去後の2021年3月に大統領に就任した。就任当初は、野党勢力や報道機関に影響する一部の規制を緩和したことで評価を得た。だが最近では、野党関係者が、同氏の政権は前任者と結び付けられた抑圧的な慣行に回帰していると非難している。国境なき記者団がまとめた報道の自由度ランキングで、タンザニアは180カ国中117位だった。
ンチンビ氏は後継者として望む人物を挙げず、9月4日まですべての職務を遂行するかどうかや、公職を退くまでに何らかの役割を維持するのかについても説明しなかった。そうした詳細はまだ明らかになっていなかった。
慎重に言葉を選んだンチンビ氏の声明は、具体的な政策上の対立を述べたり、大統領の不正行為を非難したりするものではなかった。代わりに、自身の退任を自発的なものとして示し、ハッサン氏の意向を尊重するとの約束に結び付けた。辞任は9月4日に発効する予定で、大統領から直ちにコメントが出なかったため、正式な後継者決定手続きと、この交代に関する政府側の説明は未解決のままとなった。



