発生日:2026年8月26日
ロシア各地とロシア占領下のウクライナ東部に対するウクライナの一連のドローン攻撃で、少なくとも12人が死亡し、産業・物流施設で火災が発生したと、地域当局者や軍の声明が伝えた。ロシア国防省は、防空部隊が夜間に426機のドローンを迎撃したとし、その中には占領下のウクライナ領上空で迎撃したものも含まれると述べた。
ロシアのリペツク州では、落下したドローンによって発生した火災で男性1人と14歳の子どもが死亡したと地元当局が発表した。ウクライナと国境を接するベルゴロドでは、別の攻撃で女性1人が死亡した。ロシア占領下のルハンスクでは、ロシアが任命した当局者が、リシチャンスク―スタハノフ道路でドローンが旅客バスに衝突し、9人が死亡したと発表した。運転手を含むほか6人が負傷し、当局者によるとバスには15人が乗っていた。
モスクワの南東約500キロにあるコトフスクでは、ワイルドベリーズの配送センターが火災で焼失したと、タンボフ州のエフゲニー・ペルビショフ知事が発表した。建物の約10万平方メートルが燃え、1人が負傷した。ワイルドベリーズと競合企業オゾンはロシアのオンライン小売市場を支配しており、7月以降、攻撃を受けていた。ウクライナはワイルドベリーズが軍事物資の供給網に加わっていたと主張したが、同社とロシア政府は、その事業は民間向けだと述べた。
ニジニ・ノヴゴロド州でも産業施設が被害を受けた。ウクライナ軍参謀本部は、標的をルクオイルのNORSI製油所と特定し、被害状況の確認中に火災が発生したと述べた。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍が1日で、石油・物流関連施設、飛行場、ミサイル部隊、軍需産業、ロシアの攻撃に使用されるインフラを含む16カ所を攻撃したと述べた。初期報道では、すべての現場名が明らかにされたわけではなかった。
死傷者と火災が発生したのは、ロシアが全面侵攻を開始してから4年以上が経過し、双方の攻撃が激しさを増すなかでのことだった。モスクワとキーウはいずれも民間人を意図的に攻撃したことを否定しているが、報告された死者には、住宅地域にいた人々やバスの乗客が含まれていた。商業施設に関する双方の異なる説明は、インフラが民間目的か軍事目的かをめぐる対立も浮き彫りにした。
これとは別に、ロシアはウクライナ南部ヘルソンの熱電併給施設を誘導滑空爆弾で攻撃したと、所有者のナフトガスが発表した。同社によると、施設は深刻な損傷を受けており、より詳細な評価は、安全状況が現場への立ち入りを許すようになってから行うという。
公表された報道は、各地域を支配する当局の発表として数字を伝えており、すべての主張について独立した検証は示されていなかった。報告された最少の死者数は、ロシア国内の地域での3人と占領下のルハンスクでの9人を合計したもので、迎撃されたドローンを着弾が確認されたものとしては扱っていない。
国防省が発表した迎撃総数は、防空活動の成功に関するロシア側の主張であり、死傷者数や被害を受けた施設数ではない。報告された着弾状況は、リペツクでの落下物から、バス、製油所、倉庫への直接攻撃とされるものまで多岐にわたった。入手可能な報道では、迎撃された426機のドローンすべてがどこに落下したかについて、完全な内訳は示されていなかった。



