出来事の日付:2026年8月26日

ロシア国営通信タスが引用した情報筋によると、ロシアの法執行当局はドイツ紙の特派員ミヒャエル・マルテンス氏を国際指名手配データベースに登録した。ロシアの裁判所はこれに先立ち、当局がロシア人に対する扇動と解釈した発言に関連し、このドイツ人記者について欠席下で逮捕を命じていた。

報道された登録は、マルテンス氏を拘束してロシアへ引き渡すことを目的としている。情報筋によると、当局は憎悪または敵意の扇動に関するロシア法典の規定である第282条を適用し、刑事事件として捜査を開始した。この罪で有罪となれば、最長6年の禁錮刑が科される可能性がある。入手可能な報道は、マルテンス氏が拘束、引き渡し、または裁判にかけられたとは伝えていない。

事件の発端は、8月8日にベオグラードでセルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が同席して開かれた記者会見だった。この場でマルテンス氏は、殺害されるロシア人の数を増やすため、欧州各国政府がどのように貢献できるかと質問した。ロシア当局者は、その表現をロシア人に対する致死的な行動を呼びかけるものと解釈した。報道は、この質問が行われた一連のやり取りを広く示しておらず、提供された証拠からは完全な文脈を把握できない。

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、マルテンス氏が行ったとする殺人の呼びかけについて、容認できないうえ犯罪に当たると述べた。記者会見後には、同氏を記者職から解任するよう求めるオンライン署名も登場した。報道には、容疑、指名手配通知、署名運動について、マルテンス氏またはフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙からの反応は含まれていなかった。

情報筋が説明した一連の経緯は、ベオグラードでの発言に始まり、第282条に基づく捜査開始、マルテンス氏不在のまま下された逮捕決定、その後の国際指名手配への登録という順序だった。各段階はいずれもロシア当局による措置または主張であり、有罪判決を確定するものではない。身柄引き渡しを実現しようとする場合も、マルテンス氏が別の法域で発見され、そこで法的手続きが行われることが前提となる。

この問題では、発言が国外で行われたにもかかわらず、外国特派員による公の場での質問がロシアの刑法の枠組みの中に置かれている。同時に、証拠基盤が限られているため、どの裁判所が逮捕命令を出したのか、その決定の日付、マルテンス氏の所在、正式な要請が外国政府に届いているかどうかなど、重要な点が未解明のままとなっている。

指名手配リストへの登録自体は、他国がロシアの要請に応じるかどうかを決定するものではない。

現時点での主な進展は、国内の刑事捜査から国際手配通知へと発展したと報じられたことである。マルテンス氏は欠席のまま被告発者であり続け、最長6年の刑罰が適用されるのは、同氏が引用された規定に基づいて起訴され、有罪判決を受けた場合に限られる。