発生日:2026年8月27日
イスラエル軍は8月27日、ハマスのイッズッディーン・アル・カッサム旅の司令官だとするイスマイル・モハンマド・イブラヒム・バリムを、前日にガザ南部ハンユニス地域で行った攻撃で殺害したと発表した。この説明はイスラエルの報道機関2社が伝えたが、いずれも軍の声明に大きく依拠していた。
イスラエル国防軍(IDF)によると、バリムは10月7日の襲撃後、ガザ地区南部のトンネルでエダン・アレクサンダー、マタン・ザンガウカー、アベラ・メンギストゥの3人を拘束する責任を負っていた。軍はまた、バリムが最近、イスラエル軍兵士と民間人に対する攻撃の計画や、停戦中のハマスの能力再建に取り組んでいたと主張した。提供された報道には、これらの主張を裏付ける独立した証拠は含まれておらず、資料内でハマスは回答していない。
元人質マタン・ザンガウカーの母親、エイナブ・ザンガウカーは、イスラエル・ナショナル・ニュースが報じた声明で、この作戦に当たったイスラエル兵と治安要員に謝意を示した。彼女の発言は、バリムの死を、自身の息子やほかの人質を拘束した者たちを対象とする取り組みの決着と位置付けた。
エルサレム・ポストは、イスラエルがほぼ同時期にガザでの別の複数の攻撃を発表したと報じた。IDFとイスラエル総保安庁(シンベト)は、ハマス指導者ヤヒヤ・シンワルの元護衛とされるラゼク・サヒル・スレイマン・アブ・シャフマと、ハゼム・ムーサを殺害したと発表した。イスラエル当局は、2人はいずれも10月7日にレイムへ侵入したハマスのヌフバ部隊の構成員で、その後も攻撃の準備を続けていたと主張した。
軍は別の発表で、アル・カッサム旅の対戦車部隊司令官と特定したビラル・イブラヒム・サレハ・ラキイと、ハマスのハンユニス旅の構成員とされるアッザム・リファート・アブド・アバダラが、ほかの攻撃で死亡したと述べた。これらの身元と役割はイスラエル軍の主張として示されたもので、証拠資料において独立した検証は行われていない。
一連の発表と並行して、イスラエル側はジャバリアでの作戦についても説明し、軍は待ち伏せ地点と武器庫の両方に使われていた建物を破壊したと述べた。IDFは、その拠点がカマル・アドワン病院と学校の近くにあったとし、ハマスが民間施設の近くに軍事活動を配置していると非難した。
これらの声明を総合すると、イスラエルが停戦期間中も、ハマス要員と特定した人物に対する標的作戦を継続していることが分かる。一方で、死亡した人々の身元、役割、死亡時の状況についての独立した確認や、人口密度の高いガザで攻撃が民間人に及ぼした広範な影響など、重要な疑問は未解決のままだ。証拠資料には、これら個別の作戦に関するパレスチナ保健当局の死傷者評価は含まれていなかった。



