グランドキャニオンで洪水、約15人が行方不明 公園当局が62人を避難

出来事の発生日:2026-08-29

米国立公園局によると、グランドキャニオン国立公園で鉄砲水が発生し、約15人が行方不明となり、62人が避難を余儀なくされたほか、米国で最も多くの人が訪れる公園の一つで規制が導入された。

公園局によると、土曜日、カイバブ高原での降雨を受け、洪水がブライト・エンジェル・キャニオンとファントム・ランチの一帯を襲った。公園局の声明を報じたAFPによると、洪水は午後2時30分ごろに始まり、泥水が遊歩道の通路や歩道橋の下を勢いよく流れ、丸太などのがれきも押し流した。

公園局は、アリゾナ州当局と協力して人々を避難させ、なお安否が確認できていない人々の所在を確かめていると述べた。当初は20人以上が行方不明とみられるとしていたが、その後、約15人に修正した。日曜朝までに62人が避難し、ほかの人々も現場を離れる予定だった。

AFPの報道によると、公園局による最新情報の時点で死者や負傷者は報告されていなかった。それでも状況は不安定なままだった。公園局は、月曜日にかけてさらなる雷雨や大雨の可能性があり、追加の鉄砲水、土石流、落石、遊歩道や河川の状況変化の危険性が高まると警告した。

天候によって数分のうちに立ち入りや安全の状況が変わり得る公園では、この警告は重要だ。峡谷の排水路は流出水を狭い区域へ集中させる可能性があり、嵐が続くという公園局自身の予報は、当局が一度限りの出来事ではなく、変化し続ける緊急事態への対応をなお迫られていることを示していた。状況がいつ正常化するかについて、報道は時期を示していない。

洪水は公園へ水を供給する主要な送水管も損傷させた。これを受け、当局は公園で最も混雑する区域に給水制限を導入し、薪や木炭を使う火を禁止すると発表した。一部の宿泊施設は閉鎖される予定だったが、公園は日帰り利用については開園を続けた。

当面の運用変更は、動きの速い嵐が、峡谷という環境における来園者の安全と基本的サービスの双方に、いかに急速な影響を及ぼし得るかを示している。給水制限、火気禁止、宿泊施設の閉鎖は、作業員が立ち入り経路の復旧と状況の監視を進める間、損傷したインフラと継続する気象リスクに対処するための実務的な措置だ。

公園局は、引用された声明の中で、行方不明者の身元、送水管以外の被害の程度、規制がいつまで続くかについて詳細を明らかにしなかった。入手可能な証拠が裏付けているのは、当面の緊急対応、修正された行方不明者数、公園の短期的な運用変更に限られる。

引用された最新情報の時点でも捜索と避難活動は続き、当局は行方不明者の安否確認を進めるとともに、残っている来園者を最も被害の大きい区域から遠ざけようとしていた。グランドキャニオンは日帰り利用については開園していたが、今回の対応は、厳しい気象が公園全域の状況をいかに急速に変え、管理者に救助、立ち入り管理、インフラ保護を同時に進めるよう迫り得るかを浮き彫りにした。公園当局は引き続き、状況の変化を想定するよう来園者に警告していた。