大型ナイフ2本で武装した女がニューヨークのタイムズスクエアで1人を殺害し、別の1人を負傷させた後、武器を捨てるよう繰り返し命じられたにもかかわらず拒否したため、警察に撃たれて死亡した。
事件は2026年8月31日、ニューヨーク市内で最も人通りの多い観光地区の一つで、白昼に起きた。提供された報道によると、警察がクイーンズ区在住のパメラ・シスネロス容疑者(49)と特定した女は、まずバッグからナイフを取り出して通行人を脅し、その後、数秒の間隔で2人を襲った。68歳の男性が腹部を刺され、その約20秒後には32歳の女性も腹部を刺され、後に死亡した。
ゾーラン・マムダニ市長は後に死亡を発表し、2人目の被害者は死亡が確認される前には病院で容体が安定していたと述べた。遺族への連絡を待って、被害者の身元は直ちには公表されなかった。
警察によると、警察官らは約4分間にわたりシスネロス容疑者を投降させようとした。ニューヨーク市警のジェシカ・ティッシュ本部長によると、同容疑者はナイフを捨てるようにとの命令を繰り返し無視し、警察官らに「私は何も捨てない。むしろあなたたち2人を殺したい」と告げた。その後、警察官らはスタンガンを使用したが効果がなく、拳銃を発砲した。地元報道は目撃者の話として、容疑者はテーザー銃を撃たれた後、警察官らに向かって動いた際に撃たれたと伝えた。
報道によると、警察はこの事件がテロに関連しているとは考えていない。この区別が重要なのは、タイムズスクエアが注目度の高い公共空間であり、警察官がより広範な脅威の可能性を想定するよう訓練されているためだ。今回、初期評価では、警察が既知の精神的な健康問題を抱えていたとする容疑者による、急速に展開した路上襲撃だったことが示されている。
発生場所が衝撃をさらに強めた。タイムズスクエアはニューヨークで最も混雑する商業・娯楽地区の一つで、観光客、通勤者、労働者、家族連れの往来が絶えない。ティッシュ本部長は、世界の交差点と表現した場所の中心部で起きた、極めて危険な状況だったと述べた。
提供された資料は動機を示しておらず、シスネロス容疑者がなぜナイフ2本を所持していたのか、また、どのようにして現場に来たのかも説明していない。一方で、1人が死亡し、別の1人が入院する結果となった短時間ながら致命的な襲撃を受け、警察が武力行使について迅速な決断を迫られたことは明確にしている。
今回の事件は、ニューヨークで見慣れたものとなりながらも、なお衝撃を与える公共空間での暴力の一類型に加わった。ほとんど前触れなく始まり、群衆の目の前で起き、武装警察官が介入して初めて終わる攻撃である。資料で確認された事実が示しているのは、致命的な結果をもたらした短時間の遭遇と、その直後の警察の対応、そして市内で最も厳重に監視されている場所の一つで始まった殺人事件の捜査である。



