東京の接戦を終盤のトライで制す

日本は9月19日、東京で行われたパシフィック・ネーションズカップ決勝でフィジーに20–15で勝ち、同じ相手への決勝2連敗を止めた。途中出場のサミソニ・トゥアが72分に決勝トライを挙げ、雨で滑るグラウンドで粘り強い圧力を勝利に結びつけた。

日本にとって2019年以来の優勝となる。過去1年に接戦をいくつも落としてきたチームにとって、重要な勝利でもあった。エディー・ジョーンズ監督は一歩前進したと評価し、フィジーの突破機会を抑えた守備の強度を特に挙げた。

天候により、日本が得意とする速いパス回しは難しかった。代わりにセットプレー、守備、忍耐を軸にした。ジョーンズ監督は攻撃が狙いどおりには機能しなかったと認めつつ、この天候では違う戦い方が必要だったと述べた。

フィジーは11分、ビリミ・バカタワがタックルを突破して先制した。その後、前半半ばにプロップのメサケ・ドゲがイエローカードで一時退場し、14人となった。日本は22分の原田衛のトライで数的優位を生かした。

フィジーも5分後、主将テビタ・イカニベレのトライで応じた。後半の立ち上がりも得点が動かず、フィジーの僅差リードが続いた。暫定監督セニルシ・セルバクラは、イエローカードと長い守備時間が計画を崩したと振り返った。

継続した圧力が実る

58分、ベン・ガンターが押し込んで流れを変えた。フィジーはペナルティーで追いつき、一つの得点が優勝を決める終盤に入った。残り8分、トゥアが守備を抜いて日本の3本目のトライを挙げた。

フィジーは2024年の大阪、翌年のソルトレークシティーで日本を破り、3連覇を目指していた。イカニベレは厳しかったネーションズ・チャンピオンシップから奮闘と身体の強さが改善したとする一方、東京ではブレークダウン周辺の反則が響いたと述べた。

日本の優勝は、粘りと濡れた地面への戦術調整の成果だった。流れるような攻撃は出せなくても、十分な陣地とボールを保ち、終盤の隙が生まれるまで押し続けた。

先に行われた3位決定戦ではカナダが米国を19–16で破った。決勝も接戦となり、日本の守備とセットプレーが、過去2大会では届かなかった勝利の土台となった。