北條巧が9月20日、2026年アジア大会の男子個人トライアスロンで優勝し、大会最初の金メダルを開催国日本にもたらした。30歳の北條は、スイム750メートル、自転車20キロ、ラン5,000メートルを52分56秒で終えた。中国の張希瑞は9秒差だった。
北條は最初の勝利が日本チームを勢いづけたと語った。この結果で2028年ロサンゼルス五輪の出場資格も得たという。土曜日に天皇陛下が開会を宣言した後、最初の本格的な競技日のメダル争いがトライアスロンで始まった。
第20回アジア大会は名古屋、愛知県、東京で10月4日まで行われる予定だ。40以上の競技に選手1万1千人超、役員6千人が関わり、一部種目にはロサンゼルス五輪への出場枠がある。大規模な日程のなかで最初のメダルは象徴的な位置づけだが、午後に水泳へ注目が移る前に、日本の朗報となった。
その夜の競泳では、中国が7種目中6種目のタイトルを獲得した。特に目を引いたのは13歳の于子迪で、女子200メートルバタフライを大会新記録の2分5秒08で制した。前年にリレーで世界選手権の競泳最年少メダリストとなった後、個人で初の大きなタイトルとなる。
競技の成果の一方、大会は運営と天候の課題を抱える。主催者は費用削減のため従来型の選手村を建設せず、選手はホテル、コンテナ型の仮設宿泊施設、クルーズ船に分散して滞在する。仮設施設を訪れたIOCのカースティ・コベントリー会長は、ミラノ・コルティナ冬季五輪の同種施設より手狭だと認めた。
台風ドゥージェンも日程に影響した。東京の荒天で馬術会場が閉鎖され、競技開始は火曜日へ延期された。名古屋は直撃を免れる見込みだったものの、雨が予想された。関係者は、収容3万人の開会式会場で多数の空席が見られた背景の一つに天候への懸念を挙げた。
落ち着かない開幕期に、北條は日本チームへ競技面での明るい出発をもたらした。僅差の勝利ながら、自国の金、大会初タイトル、五輪出場資格が重なる結果だった。日本はその勢いを次の競技につなげ、運営側は3地域にまたがる宿泊と天候による変更への対応を続ける。



